averagexy

内容

メニュー情報

このXファンクションにはメニューはありません。プログラムからのみ呼び出せます。

概要

複数の曲線またはXYデータを平均または連結します。

コマンドラインでの使用法

  1. averagexy iy:=(Plot(1), Plot(2)) method:=concatenate x:=myX y:=myY;
  2. averagexy iy:=((1,2),(3, 4)) method:=ave avex:=common interp:=linear x:=5 y:=6;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 iy

入力

XYRange

<active>
平均または連結する複数の曲線を指定します。
手法 method

入力

int

0
平均法

オプションリスト:

  • ave:Average
    同じX値を統合し、それに対応するY値を平均して入力曲線を平均します。
  • concatenate:Concatenate
    入力の曲線を連結します。
平均化されたX avex

入力

int

2
これは、手法平均が選択されている場合のみ利用できます。これは平均化した曲線のX値を決める手法を指定します。

オプションリスト:

  • same:Same as Source X
    すべての入力曲線のX値を平均化した曲線のXとして使います。tolerで指定した許容範囲にあるX値は、同じX値として扱われ、平均化されます。
  • common:共通X範囲
    すべてのデータセットの最大のX最小値から最小のX最大値までで、npts のXデータセットを作成し、interpの設定を使ってYを計算します。
  • full:フルX範囲
    すべてのデータセットの最小のX最小値から最大のX最大値までで、npts のXデータセットを作成し、interpの設定を使ってYを計算します。
  • custom:カスタム
    xmin から xmaxnpts のXデータセットを作成し、interp 設定を使ってYを計算します。
  • trace:曲線トレースに従う
    トレース補間により平均曲線のX値を計算します。これは、入力曲線と同じ形状の新しい曲線を作成します。詳細は、下記アルゴリズム のセクションをご覧下さい。
共通Xの許容値 toler

入力

double

1e-8
これは、methodに対して平均が選択されていて、avexに対して同じが選択されている場合のみ利用できます。入力曲線のX値が同じかどうかを確認するために使います。
ポイント数 npts

入力

int

<自動>
これは、手法に対して平均が選択され、平均化されたXソースXと同じが選択されていない場合に利用できます。補間曲線のポイント数を指定します。ダイアログボックスで、自動にチェックがついている場合、自動的に数を計算します。自動チェックボックスのチェックを外して、自分で値を指定することができます。
X最小 xmin

入力

double

<自動>
これは、平均化されたXカスタムが選択されている場合のみ編集できます。平均曲線の最小のX値を指定します。ダイアログボックスで、自動にチェックがついている場合、自動的に数を計算します。自動チェックボックスのチェックを外して、自分で値を指定することができます。この変数は、平均化されたX共通X範囲または完全X範囲が選択されている場合には読み取り専用です。
X最大 xmax

入力

double

<自動>
これは、平均化されたXカスタムが選択されている場合のみ編集できます。平均曲線の最大のX値を指定します。ダイアログボックスで、自動にチェックがついている場合、自動的に数を計算します。自動チェックボックスのチェックを外して、自分で値を指定することができます。この変数は、平均化されたX共通X範囲または完全X範囲が選択されている場合には読み取り専用です。
補間 interp

入力

int

0
これは、平均化されたXソースXと同じが選択されていない場合にのみ利用できます。これは入力曲線を平均化する前にY値を 補間する手法 を指定します。

オプションリスト:

Xソート sortx

入力

int

1
これは、手法連結が選択されている場合のみ利用できます。これは平均化した曲線のX値をソートする手法を指定します。それに伴いY値が並び替えられます。

オプションリスト:

  • none:None
    X値をソートしません。
  • ascend:昇順
    X値を昇順でソートします。
  • descend:降順
    X値を降順でソートします。
X x

出力

vector

<optional>
平均化されたX値を出力する列を指定します。
Y y

出力

vector

<optional>
平均化されたY値を出力する列を指定します。
標準偏差 sd

出力

vector

<optional>
これは、Method変数がAverageにセットされている場合のみ利用できます。これは、平均化曲線の標準偏差を計算するかどうかを指定します。
標準誤差 se

出力

vector

<optional>
これは、Method変数がAverageにセットされている場合のみ利用できます。これは、平均化曲線の標準誤差を計算するかどうかを指定します。
N n

出力

vector

<optional>
これは、Method変数がAverageにセットされている場合のみ利用できます。平均化した各X値に対応する入力データの数を計算するかどうかを指定します。
最小 min

入力

int

0
これは、Method変数がAverageにセットされている場合のみ利用できます。最小値を出力するかどうかを指定します。
最大 max

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。最大値を出力するかどうかを指定します。
SDの2倍 sd2

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。標準偏差の2倍を計算するかどうかを指定します。
SDの3倍 sd3

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。標準偏差の3倍を計算するかどうかを指定します。

説明

この関数は、入力曲線の平均を計算するか、それらを連結し、XYデータを他の選択した出力項目と一緒に、vector型データで出力します。

Method 変数が 連結にセットされている場合、入力範囲が結合され、より大きなデータセットを形成します。それ以外の場合、入力曲線のY値の平均が計算されます。

平均曲線の均一なX範囲で補間がすべての入力曲線のy値に対して実行されます。または、単にすべての入力曲線のx値を組み込んで、より大きなデータセットにします。この場合、x値が無視される許容値と最小差を指定することができます。

入力曲線のx値は単調ではない場合、曲線は最初にソートされ、Originはこれら単調曲線を平均します。平均の計算に対して、各X値に対応する標準偏差、標準誤差、ポイント数も出力されます。

サンプル

次のスクリプトはX値の線形補間を使ってアクティブワークシートの2つの曲線のデータを平均するのに使用します。

averagexy iy:=((col(1),col(2)),(col(3), col(4))) method:=ave avex:=common x:=<new> y:= <new>;

そして、2つの列が入力ワークシートに追加されます。1つは平均曲線のx値を保存し、他方はy値を保存します。

アルゴリズム

Method 変数が 連結にセットされている場合、すべての入力範囲が単純に結合されます。それ以外の場合、Y値の平均が入力曲線に対して計算されます。平均曲線のX値を計算するために、このXファンクションには5つの方法があります。

x値を計算する方法についての詳細は、avecurvesのアルゴリズムを参照してください。

関連するXファンクション

avecurves