avecurves


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解析: 数学: 複数曲線の平均

概要

複数の曲線を平均または連結します

コマンドラインでの使用法

1. avecurves iy:=(Plot(1),Plot(2)) method:=concatenate; 
2. avecurves iy:=((1,2),(3,4)) method:=ave avex:=common interp:=linear; 

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 iy

入力

XYRange

<active>
平均または連結する複数の曲線を指定します。Origin 2020b以降、[Book]Sheet!(X,Y1:YN) 形式(X = 共通のX列、Y1:YN = X列の右側のY列の連続した範囲)の短縮構文を使用できます。[Book]Sheet!((X,Y1:YN),(X,YM:YO)) の形式の非連続データからのより複雑な文字列も使用できます。
手法 method

入力

int

0
手法を指定します。

オプションリスト:

  • ave:平均 {0}
    入力の曲線を平均します。
  • concatenate:結合 {1}
    入力の曲線を連結します。
平均化されたX avex

入力

int

2
これは、手法で平均が選択されている場合のみ利用できます。これは平均化した曲線のX値を計算する手法を指定します。

オプションリスト:

  • same:ソースXと同じ {0}
    すべての入力曲線のX値を平均化した曲線のXとして使います。共通Xの許容値で指定した許容範囲にあるX値は、同じX値として扱われ、平均化されます。
  • common:共通X範囲 {1}
    入力曲線の共通X範囲で平均化した曲線のX値を計算します。すべてのデータセットの最大のX最小値から最小のX最大値までで、npts のXデータセットを作成し、補間法に基づくY値の平均を計算します。
  • full:全X範囲 {2}
    入力曲線のX範囲全体で平均化した曲線のX値を計算します。すべてのデータセットの最小のX最小値から最大のX最大値までで、npts のXデータセットを作成し、補間法に基づくY値の平均を計算します。
  • custom:カスタム {3}
    X 最小とX最大で編集したX範囲の平均曲線のX値を計算します。選択したX最小値から選択したX最大値までで、npts のXデータセットを作成し、補間法に基づくY値の平均を計算します。
  • trace:曲線トレースに従う {4}
    トレース補間による平均曲線のX値を計算します。これは、入力曲線と同様の形状の新しい曲線を作成します。詳細は、アルゴリズムを参照してください。
共通Xの許容値 toler

入力

double

1e-8
これは、平均化されたXソースXと同じが選択されている場合のみ利用できます。入力曲線のX値が同じかどうかを確認するために使います。abs(X1 - X2) < の場合、2つの異なるX値は同じと考えられます。
ポイント数 npts

入力

int

<自動>
これは、平均化されたXソースXと同じではない 場合に利用できます。X最小からX最大までの等間隔のXポイントの数を指定して、選択した補間法に基づくY値を得ます。平均化されたXカスタムの場合、自動チェックボックスのチェックを外して、最小値または最大値を指定することができます。
X最小 xmin

入力

double

<自動>
これは、平均化されたXがカスタムの場合のみ編集できます。共通X範囲全X範囲の場合は、読み取り専用です。平均化された曲線の最小Xを指定します。自動チェックボックスにチェックがついている場合は自動的に数を計算します。自動のチェックを外すと値を入力できます。
X最大 xmax

入力

double

<自動>
これは、平均化されたXがカスタムの場合のみ編集できます。共通X範囲全X範囲の場合は、読み取り専用です。平均化された曲線の最大Xを指定します。自動チェックボックスにチェックがついている場合は自動的に数を計算します。自動のチェックを外すと値を入力できます。
補間 interp

入力

int

0
これは平均化されたXソースXと同じが選択されていない場合に利用できます。平均化するときにY値を補間する手法を指定します。

オプションリスト:

  • linear:線形
    Y値に対して線形補間を実行します。
  • spline:Spline
    Y値に対してスプライン補間を実行します。
  • bspline:B-Spline
    Y値に対してBスプライン補間を実行します。
補外なし extrap

入力

int

1
平均化されたX、全X範囲、カスタム、曲線トレースに従うが選択されていないときに利用できます。曲線のX範囲が異なる場合に曲線を補外するかどうかを決定します。
Xソート sortx

入力

int

1
これは、手法結合が選択されている場合のみ利用できます。これは平均化した曲線のX値をソートする手法を指定します。それに伴いY値が並び替えられます。

オプションリスト:

  • none:なし
    X値をソートしません。
  • ascend:昇順
    X値を昇順でソートします。
  • descend:降順
    X値を昇順でソートします。
標準偏差 sd

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。これは、平均化曲線の標準偏差を計算するかどうかを指定します。
標準誤差 se

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。これは、平均化曲線の標準誤差を計算するかどうかを指定します。
N n

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。平均化した各X値に対応する入力データの数を計算するかどうかを指定します。
最小 min

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。最小値を出力するかどうかを指定します。
最大 max

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。最小値を出力するかどうかを指定します。
SD×2 sd2

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。標準偏差の2倍を計算するかどうかを指定します。
SD×3 sd3

入力

int

0
これは、手法平均にセットされている場合のみ利用できます。標準偏差の3倍を計算するかどうかを指定します。
出力 rd

出力

ReportData

[<入力>]<新規>
出力データを指定します。

サンプル

  • 2つの入力曲線(アクティブなグラフレイヤの最初の2つのプロット)を連結するには、コマンドウィンドウで次のスクリプトコマンドを入力します。

avecurves iy:=(plot(1), plot(2)) method:=concatenate;

  • コードサンプル
/*
この例は、複数のXYデータを平均化する方法を示しています。
Xでは単調ですが、必ずしもX値を共有するわけではありません。
サンプルデータは
  OriginPath\Samples\Spectroscopy\DSC\Data フォルダにあります
1.同じブックの異なるワークシートにデータを読み込む
2. avecurves XFを使用して、すべてのシートのA(X)B(Y)を平均
3. 新しいワークシートに結果を出力
4.元のデータを1つのグラフに、平均データを別のグラフにプロット
*/
// 既存の loadDSC.ogsを使用して、
// サンプルデータを別々のシートにロード 
string LoadDSCogsPath$=system.path.program$ + "Samples\LabTalk Script Examples\LoadDSC.ogs";
%A=LoadDSCogsPath$;
if(!run.section(%A, Main, 0))
	break 1;
// データをアクティブなブックにロードする必要がある
string dscBook$=%H;
// すべてのデータA(X)、B(Y)を最初にプロット
plotxy [dscBook$](1:end)!(1,2) plot:=200;

// 線形補間のinterp averageメソッドを使用して、すべてのシートデータの平均を実行
avecurves iy:=[dscBook$](1:end)!(1,2) rd:=[<input>]<new name:="Averaged Data">! method:=ave interp:=linear;
// 平均もプロットl
plotxy [dscBook$]"Averaged Data"!(1,2) plot:=200 ogl:=[<new>]<new>!;

詳細な情報

詳細は、ユーザガイドのこのページ を参照して下さい

  • 説明
  • アルゴリズム



関連 X ファンクション

averagexy