複雑な塗りつぶし


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概要

Button Fill Area 18.png

必要なOriginのバージョン: 9.1 SR0以降

学習する項目

  • 2つの異なる色で曲線間を塗りつぶします。
  • 作図の詳細を使用して複雑なグラフを作成します。

積み上げ塗りつぶしグラフの作成手順

このチュートリアルは、チュートリアルデータプロジェクト(<Origin EXE フォルダ>\Samples\TutorialData.opj)と関連しています。このチュートリアルではために多数の段階を経て、グラフを作成します。このチュートリアルはOriginの基本的な使い方ではないことに留意してください。

  1. チュートリアルデータプロジェクトを開き、Multiple Fill Area フォルダにブラウズします。
  2. Book2Sheet1をアクティブにします。C列からF列までを選択して、作図:基本の2Dグラフ:折れ線をクリックします。グループ化された折れ線グラフが作成されます。
  3. グラフの軸タイトルと凡例をクリックして選択し、Deleteキーを押して削除します。
  4. プロットをダブルクリックして、作図の詳細ダイアログを開きます。グラフの線タブを開き、透過率を100%にします。
    Button Fill Area 01.png
  5. グループ化タブを開き、編集モードを独立に変更して、適用をクリックします。これで、各線ごとに塗りつぶしモードをカスタマイズできるようになります。
    Button Fill Area 02.png
  6. 作図の詳細ダイアログの左で最初のプロットを選択します。グラフの最初のプロットのグラフの線タブを開き曲線以下の塗りつぶしを有効にしてデータプロットまで塗りつぶす-色の上下を選択します。
    Button Fill Area 03.png
  7. パターン_上部タブを開き、次のように設定します。
    Button Fill Area 04.pn<b>g</b>
  8. パターン_下部タブを開き、塗りつぶしにして、適用をクリックします。以上がグラフの最初の塗りつぶし部分です。
    Button Fill Area 05.png
  9. 作図の詳細ダイアログの左で2番目のプロットを選択します。グラフの最初のプロットのグラフの線タブを開き曲線以下の塗りつぶしを有効にしてデータプロットまで塗りつぶすー1色を選択します。
    Button Fill Area 06.png
  10. パターンタブで、以下のように設定を変更します。
    Button Fill Area 07.png
  11. ステップ6~8をグラフの3番目のプロットで繰り返しますが、パターン_上部塗りつぶしの色なし透過率0(線の透過率に従うのチェックを外します)とします。パターン_下部タブを開き、塗りつぶしにします。
  12. 以上で、積み上げ塗りつぶしグラフが作成されました。
    Button Fill Area 08.png

作図の詳細のグラフの線タブコントロールの代わりに、Ctrlキーを使用してグラフレイヤ内の任意の2つのプロットを選択し、ミニツールバーボタンを使用して選択した曲線の間に塗りつぶしを適用することもできます。

MT fill area between curves.png

余分な塗りつぶしを削除する手順

先ほど作成したグラフには、必要ない余分な塗りつぶし部分がいくつかあります。それらを非表示にするためには、他の白い塗りつぶしを追加してそれらを覆って、隠します。レイヤ内容ダイアログボックスを利用して、グラフにデータセットを追加します。

  1. メニューからグラフ操作:レイヤ内容を選択します。ダイアログの中央にある右側矢印ボタンをクリックしてグラフにプロットを追加します。
    Button Fill Area 09A.png
  2. グループ化解除ボタンを使って、グループとなっているプロットを解除します。グループ化されているデータセットは先頭にgnが表示されています。全てのグループを削除します。(最初の4つデータセットは無視してもかまいません)
  3. 追加されたプロットを順序通りに調整します。リストの右上にあります上下の矢印で、リストを調整します。変更されていないプロットのみは独立して並べられていることに注意してください。リストが上の図のようになったら、OKをクリックしレイヤ内容ダイアログボックスを閉じます。
  4. データプロットをダブルクリックして、作図の詳細ダイアログボックスを開きます。
  5. 作図の詳細の左パネルで、5番目のプロットC(Y)を選択します。グラフの線タブを開き曲線以下の塗りつぶしを有効にしてデータプロットまで塗りつぶす-色の上下を選択、に、透過率0に設定します。パターン_上部タブを開き、透過率0に、にします。パターン_下部タブを開き、塗りつぶしにします。
  6. 6番目のプロットをD(Y)を選択し、に、透過率0にします。
  7. 7番目のプロットE(Y)を選択します。グラフの線タブを開き曲線以下の塗りつぶしを有効にしてデータプロットまで塗りつぶす-色の上下を選択、に、透過率0に設定します。パターン_上部タブで、に、透過率0にします。パターン_下部タブを開き、塗りつぶしにします。
  8. 8番目のプロットF(Y)を選択し、グラフの線タブでに、透過率0にします。
  9. 9番目のプロットH(Y)を選択し、グラフの線タブでに、透過率0にします。
  10. 10番目のプロットI(Y)を選択し、グラフの線タブでに、透過率0にします。
  11. 11番目と12番目のプロットB(Y)とG(Y)では、グラフの線タブでに、透過率0にします。
  12. 13番目のプロットE(Y)では、グラフの線タブをクリックしデータプロットまで塗りつぶす-色の上下を選択、透過率0にします。パターン_上部タブで、なしに、透過率0にします。パターン_下部ではに設定します。
  13. 14番目のプロットC(Y)を選択し、グラフの線タブでに、透過率0となっていることを確認します。
  14. 最後に15番目のプロットでは、グラフの線タブで透過率0にします。
  15. 作図の詳細を閉じて、グラフツールバーの再スケールボタンButton Rescale.pngをクリックします。おおよそ下図のようなグラフになります。グラフのきれいに調整するには、最後のセクションまで作業を続けます。
Complicated Fill Area Rough Graph.png

詳細な編集

  1. 軸または軸目盛ラベル上でダブルクリックします。これで軸ダイアログボックスを開きます。スケールタブをクリックし、日付の範囲の開始を1/1/2013、終了を8/20/2013に設定します。副目盛のカウント0に設定します。
  2. 目盛ラベルタブ内の、表示タブを3文字の略語に設定します。(例:Apr)
  3. 適用をクリックします。
  4. グラフレイヤ全体にボックスを作成するには、表示: 表示: 枠を選択します。
  5. 温度が-10+110に対して、破線を追加するには、Y軸(垂直左側)をダブルクリックします。参照線タブをクリックして次のように入力します。
    Complicated Fill Area Reference Lines.png
  6. 参照線ダイアログボックスの詳細ボタンをクリックして、自動フォーマットのチェックを外し、スタイル破線に、太さ1に設定します。-10と+110の線で同様の設定を行い、OKをクリックします。
  7. ダイアログボックスをOKをクリックして、閉じます。グラフは次のようになります。
Complicated Fill Area Final Graph.png