2群の分散検定 (Proのみ)


はじめに

この関数は、ある母集団からの分散が別の母集団と等しい、大きい、小さいかどうかを検定するために、F 検定を実行し、標本の分散比の信頼区間を作成します。

F検定の統計量は、t検定の統計量の一般形であり、ランダムなスカラー変数です。F 検定の統計量は、2つの標本の分散の比で計算でき、標本データが等しい分散を持つ母集団からとられたものかどうかを検定します。

F 検定の統計量とp値が計算され、帰無仮説を棄却するかどうかを調べることができます。有意水準\alpha\,\!より小さい、小さなP 値は、帰無仮説を棄却できるということを示しています。

欠損値の扱い

データ範囲内の欠損値は、分析には含まれません。

Origin 2015から、グループ範囲内の欠損値と対応するデータ値は分析から除外されます。これ以前のバージョンでは、グループ範囲内の欠損値は、一つのグループとして扱われます。

2群の分散検定を実行

2群の分散の検定を実行するには

  1. 統計:仮説検定:2群の分散検定」を選択します。 「TwoSampleTestVar」ダイアログボックスが開きます。
  2. その中で「データ入力の形式」をインデックスまたは素データ値から選び、そして、「入力データ」、「分散比のF検定」、「対立仮説」を指定します。
  3. OKをクリックすると、レポートテーブルのシートが作成され、そこに自由度F統計量、関連したp値検定の結論が表示されます。さらに、標本の分散比の信頼区間、ヒストグラムやボックスチャート、検出力分析を表示することもできます。

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