変動性管理図

Variability Chart.png

要求されるデータ

少なくとも1つの因子列を持つY列を1つ選択します(因子は最大4つ)。

グラフ作成

変動性管理図を作成するには

  1. 少なくとも1つのワークシート列(あるいはその部分領域)を選択します。
  2. 作図 > 統計 : 変動性管理図を選択してplot_variダイアログを開きます。

plot_variダイアログボックス

Variability Chart Dialog.png

入力タブ

データ プロットするソースデータ列を選択します。
因子 因子として列を選択します。これらの列はグループ化情報として扱われます。複数の列が選択されている場合、グループ化はネストされます。

値タブ

セル平均を接続 最後の因子の平均値をに接続するかどうかを指定します。
因子の平均線を表示 因子の平均線を表示するかどうかを指定します。

ここにリストされている因子は、入力タブでチェックした因子と同じ編成です。平均線を表示する因子を選択できます。

総平均線を表示 グラフに総平均線を表示するかどうかを指定します。これにチェックを入れるとMean(plot(*,y))で参照線が表示されます。
グランドメディアン線を表示 グラフにグランドメディアン線を表示するかどうかを指定します。これにチェックを入れると、Meandian(plot(*,y))で参照線が表示されます。

SDチャートタブ

標準偏差チャートを表示 変動性管理図の下にSDチャートを表示するかどうかを指定します。
SDの平均を表示 最後の因子の標準偏差値の平均を表示するかどうかを指定します。
因子の平均線を表示 SDチャートに平均線を表示する因子を選択します。ここでは、入力の因子がリストされます。

表示タブ

個々のデータポイントを表示 ヒゲ線のみ表示するのではなく、個別のデータポイントを表示するかどうかを指定します。チェックすると、ボックスの種類ボックス+点列 重複に設定され、ボックスの表示がオフの場合、スタイルボックスなしに設定されます。
ボックスを表示 グループごとにボックスプロットを表示するかどうかを指定します。チェックすると、ボックスのスタイルボックスに設定されます。
範囲線を表示 グループごとに範囲ヒゲ線を表示するかどうかを指定します。
テンプレート デフォルトでは、テンプレート「variability」が自動的に使用されます。別のテンプレートを使用する場合は、「自動」のチェックを外し、テンプレートを参照して選択します。

テンプレート

variability.optu(Originのプログラムフォルダにインストールされています)

ノート

変動性管理図は、因子と応答の関係を調査し、変動の根本原因を分析するために使用できます。変動性管理図は、グループ化因子の各レベルのデータと平均をプロットし、すべてのプロットを横に並べて、パネルごとにプロットします。

Originは最大4つの因子の変動性管理図を描画できます。標準偏差チャートを変動性管理図に描画することもでき、各因子レベルの組み合わせの標準偏差を表示することができます。

Note: ダイアログ下の関連するアプリボタンをクリックして関連アプリである"Gage Study"アプリを確認/インストール可能です。

サンプル

Variability Chart Example.png

この例では、plot_variダイアログの因子ボックスで、"Identification.Classification"および"Identification.Year"の2つの因子を選択します(画像中で赤いボックスで示しています)。

因子2のソースデータ列を列因子1を含めてアンスタックします(画像中でピンクのボックスで示しています)。 4つのアンスタック列を使用して、ボックスプロットは範囲ひげと接続された平均値の点のみを使用して作図されます。作図の詳細ダイアログで、区分タブの水平区分で、列に係数1を設定し、プロットを2つのパネルに分割します。

Variability Chart PD Panel.png

また、グループ化列を使用して、ソースの応答列"City mpg"を8つのグループに分離し、各グループの標準偏差を計算します。変動制管理図の下に折れ線+シンボル図としてSD値をプロットします。この例での標準偏差は、因子1の2つの値("Automatic transmission" および "Manual transmission")の間で比較的一貫して変化していることが確認できます。