ピークアナライザ-ピークの積分ページ


このページは、スタート ページの処理ピークの積分が選択されているときのみ、ピークアナライザで利用できます。これは、「ピークの検出」ページで見つかったピークの面積を計算するのに使用します。

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  • メニューの 解析: ピークと基線: ピークアナライザー: ダイアログを開くを選択します。
  • ウィンドウタイプ: ワークブック、グラフ

ダイアログテーマ

ダイアログテーマ こちらを参照してください ピークアナライザーテーマ.

ピーク積分コントロール

積分する範囲の数 これを使って、積分するピークの数を指定します。全てのピークにチェックが付いている場合、積分領域の数を編集することはできません。ボックスにチェックが付いておらず、数値(N)が入っている場合、最初のN個のピークが積分されます。
積分ウィンドウ幅 積分ウィンドウの幅を指定するのに使います。
  • ピークアナライザは、自動で積分ウィンドウ幅を設定します。幅は、ピークによって変わります。
  • プレビューグラフを変更する: プレビューグラフ上で積分の矩形を移動して、積分ウィンドウの幅と位置を調整します。プレビューグラフの積分の矩形で右クリックして、3つのオプションを選択します。
    • このオプションを選択すると、積分を実行する範囲を、画面上で正確にX値をダイアログで入力することが出来ます。例えば、1.0から1.3まで正確に積分を実行したい場合には、X1 ボックスに1X2ボックスに1.3を入力できます。
    • 全ピークに現在の幅を適用:現在のピークへの左半分と右半分の積分四角形の幅を、他の全てのピークにも適用します。
    • 全ピークを等幅にする: 他のピークへの積分四角形を現在のピークの左半分と右半分に適用します。また、全ピークを等幅にする は、積分ウィンドウ幅グループで選択できます。
  • 全てのピークに固定の幅
すべてのピークの積分ウィンドウに、左半分の幅右半分の幅をセットできます。同じをチェックして、左半分 の値を両方に使います。.
  • アンカーポイントによる幅
基線モード ページ基線モードユーザ定義 になっている場合のみ、このオプションを利用出来ます。このオプションを選択すると、現在のピークに最も近い左右のアンカーポイントは、ピークの幅を決定するために使用されます。最初のピークの前、または最終のピークの後にアンカーポイントが無い場合にこのオプションを選択すると、入力したデータの最初または最後のポイントは、片側に近接したアンカーポイントとして、最初または最後のピークの幅を決定します。
左半幅 すべてのピークに固定の幅ラジオボタンが選択されているときのみ、利用できます。それを使って積分矩形の左半分をセットすることができます。
右半幅 すべてのピークに固定の幅ラジオボタンが選択されているときのみ、利用できます。それを使って積分矩形の右半分をセットすることができます。このコントロールの右で、同じチェックボックスが選択されている場合、このボックスの値は左半分の幅の値にセットされます。
積分 基線モードなしに設定されている場合、このドロップダウンリストは表示されません。ドロップダウンを使って、基線あるいはy=0ぁらピーク面積を計算するかどうか指定します。
  • 基線ピークアナライザで、それぞれのピークのスペクトルデータプロットと基線の間の面先を見つけます。
  • Y=0ピークアナライザで、それぞれのピークのスペクトルデータプロットとY=0の間の面先を見つけます。
積分領域の表示 積分面積をグラフに表示します。
ピークインデックスのタグを表示 グラフ上にピークインデックスのタグを表示します。
積分結果 積分結果の出力先を指定します。
積分曲線のデータ 累積積分データの出力先を指定します。ボックスにチェックがない場合、累積データは作成されません。

積分量グループ

このグループのオプションを使って、積分結果で指定した範囲に出力する積分結果を編集することができます。結果データの1列は、それぞれのチェックボックスに対して作成されます。

ピーク領域 ピーク領域は、基線またはY=0から(積分の開始ドロップダウンリストの選択によって、)ピークデータ積分することで、計算できます。
パーセントエリア パーセントエリアは、ピーク面積/曲線エリアで計算されます。これは、全体の曲線において、面積を比較したそれぞれのエリアのパーセントです。
曲線エリア 曲線エリアは、基線またはY=0から(積分の開始ドロップダウンリストの選択によって、)ピークデータ積分することで、計算できます。この値は、すべてのピークで同じになります。
行インデックス ピーク中心のある行インデックスを出力します。
開始X 各ピークの最も左側のデータのX座標
終了X 各ピークの最も右側のデータのX座標
ピークの中心 ピークの中心のX座標
ピークの高さ Yのピーク高さは、選択したベースラインに関係します。
FWHM 各ピークの半値幅を出力するかどうかを指定します。
左半幅 左半分の幅を示します。y = MaximumHeight / 2に対する線を引く場合、この線は、スペクトルデータ(入力データ)と2か所で交わる事になります。ここで (x_1, x_2)なら、これらを (x_1, y_1)(x_2, y_2) にします。さらに、 (x_c, y_c).として、ピーク中心を示します。そして、左半幅を次のように算出します。

LeftHalfWidth = x_c - x_1

右半幅 右半分の幅を示します。y = MaximumHeight / 2に対する線を引く場合、この線は、スペクトルデータ(入力データ)と2か所で交わる事になります。ここで (x_1, x_2)なら、これらを (x_1, y_1)(x_2, y_2) にします。さらに、 (x_c, y_c).として、ピーク中心を示します。そして、右半幅を次のように算出します。

RightHalfWidth = x_2 - x_c

ピークの重心 重心のピーク中央、あるいは、中心は、次のように定義されます。
C=\frac{\int_{0}^{\infty}xF(x)dx}{\int_{0}^{\infty}F(x)dx}