FFTガジェット

Video Image.png 関連する動画はこちら:Origin VT-0015 FFT

FFTツールは、四角形のオブジェクトを使って、グラフ上の信号データにFFTを実行するのに使用します。

ツールを使うには、グラフがアクティブなときに、メニューからガジェット:FFTROIツールを選びます。

内容

  1. 1 説明
    1. 1.1 プレビューグラフのオプション
    2. 1.2 設定
  2. 2 サンプル
  3. 3 アルゴリズム

説明

この関数は、FFTを実行するためにプロットに矩形のROIを追加します。この矩形を移動すると、すぐにFFTPREVIEW ウィンドウに、データのFFTの結果が表示されます。FFT実行のデフォルト設定は、fft1と同じものです。以下の表をご覧下さい。

ウィンドウ法 矩形
移動 1
位相の巻き解消 1
因子 -1 (工学分野)
スペクトルの種類 <自動>
パワーの規格化 MSA-平均二乗振幅

プレビューグラフのオプション

浮動Optionsパネルがあり、デフォルトではFFTPREVIEWウィンドウの右上角にあります。それを使って、プレビューグラフを編集することができます。

Addtool curve fft 3.png
Rescale このボックスにチェックすると、矩形を動かしたときに、FFTPREVIEWウィンドウのグラフが自動的に再スケールされます。
Log Scale このチェックボックスにチェックすると、Y軸のスケールが、基数10の対数スケールになります。チェックを外すと、Y軸が線形に戻ります。
Keep DC Offset DCオフセットを削除する場合、このチェックボックスのチェックを外します。

設定

ROIボックスの右上角にある三角形のボタンAddtool curve fft 4.pngをクリックして、コンテキストメニューを開きます。メニューから設定を選択し、FFTの設定ダイアログを開き、ROIオブジェクトを編集します。

ツール名を表示する(toolname)

ROIオブジェクトの名前を表示するかどうかを指定します。このチェックボックスが選択されていると、ツール名を指定することができます。

塗り色(rectcolor)

ROIの塗りつぶしの色を指定します。

サンプル

  1. 新規ワークブックを作成します。
  2. <Origin Program Folder>\Samples\Signal Processingサブフォルダにあるfftfilter1.DATファイルをインポートします。
  3. Originメニューから作図: 線図: 折れ線を選択して、グラフを描画します。
  4. グラフをアクティブにし、メニューからガジェット:FFTROIツールを選択します。これはプロットに矩形オブジェクトを追加します。
    Addtool curve fft 11.png
  5. 矩形オブジェクトを動かすと、FFTPREVIEW ウィンドウに対応するFFTの結果が表示されます。
    Addtool curve fft 2.png

アルゴリズム

fft1 アルゴリズム.を参照して下さい。