vartest1

内容

  1. 1 概要
  2. 2 追加の情報
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

概要

カイ二乗分散検定

追加の情報

これはOriginProのみの機能です。

Origin Version: 8.0 SR4

コマンドラインでの使用法

1. vartest1 irng:=Col(A);

2. vartest1 irng:=Col(A) var:=2.0 tail:=2;

3. vartest1 irng:=Col(A) var:=2.0 alpha:=0.05;

4. vartest1 irng:=Col(A) var:=2.0 prob:=p;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 irng

入力

Range

<active>

入力データ範囲を指定します。

分散検定 var

入力

double

1

仮説分散値

片側 tail

入力

int

two

対立仮説はtailで指定されます。(Sは分散の検定とします)

オプションリスト

  • two:両側
H0: Variance <> S
標本の分散が与えられた仮説の分散と異なるかどうかを決める下側の片側検定
  • upper:上方側
H0: Variance > S
標本の分散が与えられた仮説の分散より大きいかどうかを決める上側の片側検定
  • lower:下方側
H0: Variance < S
標本の分散が与えられた仮説の分散より小さいかどうかを決める下側の片側検定
信頼水準 alpha

入力

double

05

検定の有意水準を設定します。

統計 stat

出力

double

<unassigned>

F検定統計量の値

自由度 df

出力

double

<unassigned>

F検定の自由度

p値 prob

出力

double

<unassigned>

関連する検定のp値 p値がアルファ値より小さい場合、帰無仮説は棄却されます。

下側信頼限界 lcl

出力

double

<unassigned>

標本の分散の下側信頼限界

上側信頼限界 ucl

出力

double

<unassigned>

標本の分散の下側信頼限界

説明

この関数は、 カイ二乗分散検定を実行し、正規分布からの標本データが与えられた仮説の分散値を持つかどうかを調べます。

この関数は、スクリプトのみで実行でき、この検定は、メニューの1標本の分散検定と同じです。

サンプル

1. \Sample\Statistics\ フォルダにあるvartest1.datファイルをインポートします。

2. デフォルト設定を使って、次のように入力します。

vartest1 irng:=Col(A)

3. データの分散が指定した値(例えば0.015)に等しいことがわかっている場合、次のコマンドを使うことができます。

vartest1 irng:=Col(A) var:=0.015

アルゴリズム

この関数は、LabTalkスクリプトから1標本の分散検定を実行するのに使われます。アルゴリズムの詳細については、1標本の分散検定のアルゴリズム をご覧下さい。

参考文献

Snedecor, George W.and Cochran, William G.(1989), Statistical Methods, Eighth Edition, Iowa State University Press.

関連のXファンクション

vartest2, ttest2, ttest1