imgAverage

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

平均

概要

画像に平均フィルタを適用します。

コマンドラインでの使用法

1. imgAverage d:=20;

2. imgAverage d:=2 img:=mat(1) oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
範囲 d

入力

int

2

平均化する隣接ピクセルの適用範囲を指定します。これは正方形の領域です。この変数は、正方形の1辺のピクセル単位での長さです。

入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

説明

この関数は、入力画像に平均値フィルタを適用し、各ピクセルの色がその隣接したピクセルとの平均した色で表されます。この結果はぼかしの効果があります。

ユーザは、平均に使用する隣接ピクセルの数を指定することで、ぼかす量を制御できます。一般に、大きなサイズの画像に対しては、ぼかしの効果も大きくなります。

画像の平均が最新の平均された画像に対して実行されるので、さらにぼかすことができます。

サンプル

この例では、imgAverage 関数を使って、入力画像をぼかします。

  1. 画像がアクティブな場合、「イメージ:空間フィルタ:平均化」を選択し、Xファンクションのダイアログを開きます。
  2. ダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてXファンクションのimgUserfilterダイアログを開きます。

    新しい画像が作成されます。フィルタがかかった画像です。

元の画像

出力画像


アルゴリズム

これは、次の数式を使って、色平均の画像を簡単に適用する方法です。

ここで:

O(x, y) = 出力画像

I(x, y) = 入力画像

d = ユーザ指定による範囲

例えば、画像を3x3のウィンドウ(d=3)で平均する必要があります。指定したウィンドウの下の画像区間のピクセルは、以下のように指定されます。

上記のアルゴリズムに従って、ウィンドウの中心のピクセルの結果の値は

ここで I(x,y) は、行列のx行y列にあるピクセルの元の値です。

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_AverageFilterBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_AverageFilterBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgGaussian, imgMedian