ifft1

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解析: 信号処理: FFT: IFFT

概要

逆フーリエ変換を計算します

コマンドラインでの使用法

1. ifft1 ix:=Col(2);

2. ifft1 ix:=(Col(2),Col(3));

3. ifft1 ix:=Col(2) win:=hanning correct:=power;

4. ifft1 ix:=Col(2) unwrap:=1;

5. ifft1 ix:=Col(2) plot:=amp;

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 ix

入力

vector<complex>

<active>

入力信号を指定します。複素数も指定可能です。信号の実数部と虚数部は、異なる列または同じ列に入力できます。デフォルトは<アクティブ>でアクティブデータセットを示します。

サンプリング間隔 interval

入力

double

1

サンプリング間隔を指定します。デフォルトは <自動>で、これは自動に計算される間隔に対応しています。詳細についてはアルゴリズムのセクションをご覧下さい。

プロット plot

入力

int

ap

プレビューウィンドウにプロットされ、結果グラフシートに出力される内容を指定します。

オプションリスト

  • 0=none:なし
    なし
  • 1=ap:振幅 /位相
    結果の振幅と位相
  • 2=real:実数
    結果データポイントの実数部
  • 3=img:虚数
    結果データポイントの虚数部
  • 4=amp:振幅
    結果の振幅
  • 5=phase:位相
    結果の位相
入力データの移動を元に戻す shift

入力

int

1

入力データがFFTの結果の移動オプションで生成されたかどうかを指定します。このオプションにチェックを付けると、シフトの効果を元に戻すために、最初に入力データポイントが交換されます。

ウィンドウ win

入力

int

Hamming

漏れを抑制するために使用するウィンドウ関数を指定します。これらのウィンドウタイプの詳細については、アルゴリズムのセクションを参照してください。

オプションリスト

  • 0=rect:矩形
    矩形ウィンドウ
  • 1=welch:Welch
    Welchウィンドウ
  • 2=tri:Triangular
    Triangularウィンドウ
  • 3=bartlett:Bartlett
    Bartlettウィンドウ
  • 4=hanning:Hanning
    Hanningウィンドウ
  • 5=hamming:Hamming
    Hammingウィンドウ
  • 6=blackman:Blackman
    Blackmanウィンドウ
  • 7=gauss:Gaussian
    Gaussianウィンドウ
  • 8=kaiser:Kaiser
    Kaiserウィンドウ
アルファ値 alpha

入力

double

0

ウィンドウ法がGaussianの場合のみ利用できます。Gaussianウィンドウに対して、アルファパラメータ(標準偏差の逆数)を指定します。

ベータ値 beta

入力

double

0

ウィンドウ法がKaiserの場合のみ利用できます。Kaiserウィンドウに対して、ベータパラメータを指定します。

ウィンドウの補正 correct

入力

int

amplitude

入力データに適用したウィンドウによって生じた変更を補正するためのウィンドウ補正因子です。

オプションリスト

  • none:なし
    補正なしが適用されます。
  • amp:振幅
    振幅補正が適用されます。
  • power:パワー
    エネルギー補正が適用されます。
因子 factor

入力

int

ee

工学分野または科学分野で使われる指数位相ファクターの符号を指定します。

オプションリスト

  • ee :-1 (電子工学分野)
    位相ファクターの符号は科学分野とは逆になります。
  • science:+1 (科学分野)
    位相ファクターは『Numerical Recipes in C, 2nd edition』の503ページに記載の公式に従って設定されます。
位相の巻き解消 unwrap

入力

int

1

位相の巻き解消するかどうかを指定します。巻きを解消しない場合、位相データは-180°から+180°の範囲で定義されます。

結果データシート rd

出力

ReportData

[<input>]<new>

出力データシートを指定します。

結果グラフシート rt

出力

ReportTree

[<input>]<new template:=graph>

出力グラフシートを指定します。

サンプル

1. 実数部と虚数部がそれぞれ2列目と3列目にある複素数データに対して、デフォルト設定で逆フーリエ変換を実行するには、次のスクリプトコマンドを使用します。

ifft1 ix:=(Col(2), Col(3))

2. 事前に保存されたスムージングテーマファイルを使用して逆フーリエ変換を実行するには、ifft1ダイアログの詳細オプションで設定を保存します。保存済みテーマタイトルを使用して、次のスクリプトコマンドを入力して実行します。

ifft1 -t "my ifft1 theme.oth"

詳細な情報

詳細は、ユーザガイドをご覧下さい。


関連するXファンクション

fft1, fft2, ifft2


キーワード:離散, 振幅, 位相, パワー, ウィンドウの補正