grubbs

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

統計:記述統計:Grubbs 検定

概要

Grubbs の外れ値検定を実行します

追加の情報

必要なOriginのバージョン: Origin 9.0 SR0以降

メニュー利用はOrigin 9.1 SR0 から可能

コマンドラインでの使用法

1. grubbs

2. grubbs ix:=col(2) alpha:=0.1

3. grubbs ix:=col(1) alpha:=0.05 box:=1

変数

表示名 変数名 I/Oとタイプ デフォルト値 説明
入力 ix

入力

ベクター

<active>

列か列内の範囲である必要があります。
有意水準 alpha

入力

double

0.05

オプションリスト

  • 0.1

     

  • 0.05

     

  • 0.01

     

最大Gのデータポイント ox

出力

double

<unassigned>

疑わしいポイントの値
最大Gのデータインデックス index

出力

int

<unassigned>

疑わしいポイントの行インデックス
G検定統計量 gstat

出力

double

<unassigned>

疑わしいポイントから計算されたG値
棄却限界値 critical

出力

double

<unassigned>

指定された有意水準の棄却限界G値
おおよそのP値 pval

出力

double

<unassigned>

検定のためのp値
有意検定 sig

出力

int

<unassigned>

sig=1 は外れ値がある事を意味し、 sig=0 は外れ値が無いことを意味します。
結論 conclusion

出力

string

<unassigned>

統計結果を含んだ、結論の文書
外れ値のグラフ box

入力

int

0

外れ値のグラフを作成するかどうか指定します。box=1は作成を意味し、box=0は作成しない事を意味します。
Grubbsプロットデータ rd

出力

ReportData

[<入力>]<新規>

外れ値のグラフオプションが選択された時、そのデータを入力したワークシートの範囲を示します。
Grubbsのレポート rt

出力

ReportTree

[<入力>]<新規>

レポート表を出力するワークシート範囲を示します。

説明

3つ以上のデータポイントを有するデータでデータセットの外れ値を検定します。有意水準は0.01, 0.05, 0.1 から選べます。

アルゴリズム

1.Gを計算します。

G= \left | \frac{ox-mean}{SD} \right |

oxは疑わしいポイント(通常、最大値か最小値のデータ)の値、meanはデータセットの平均値、SDは標準偏差です。

Gを棄却限界値と比較します。

2.pを計算します。

t=\sqrt{\frac{N\left ( N-2 \right )Z^{2}}{\left ( N-1 \right )^2-NZ^2}}

Zは最大のGで、Nは標本数を表します。

p値はその後、t値のt分布について、両側の値を元に計算します。

参考文献

Stephen L R. Ellison, Vicki J. Barwick and Trevor J Duguid. Farrant. 2009. Practical Statistics for the Analytical Scientist. The Royal Society of Chemistry, Cambridge, UK.

関連のXファンクション

qtest