dfilterfcf(Pro)

概要

IIRフィルタ係数を使用してMATLAB cdfファイルをインポートまたはエクスポートします

追加の情報

必要なOriginのバージョン:Origin 9.0 SR0 これはOrigin Proのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

dfilterfcf fcf:= “D:\test.fcf” data:=6:7;
dfilterfcf operation:=exp struct:=sos fcf:= “D:\test.fcf”  data:=4:10 format:=hex;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
操作 operation

入力

int

0
動作モードを指定します。

オプションリスト:

  • imp:インポート
    MATLAB fcfファイルのインポート
  • exp:エクスポート
    MATLAB fcfファイルのエクスポート
フィルタ構成 struct

入力

int

0
IIRフィルタの構造型を指定します。

オプションリスト:

  • sos: SOS行列
    IIRフィルターを2次セクション(SOS)パラメータ形式としてエクスポートします。
  • Coef: 係数
    IIRフィルターを分子係数と分母係数としてエクスポートします。
  • Abcd: State-Space形式
    IIRフィルターをState-Space形式としてエクスポートします。
MATLAB fcfファイル名 fcf

入力

string

インポート/エクスポートされるfcfファイルのパスと名前を指定します。
フィルタモデルデータ data

入力

Range

フィルタモデルデータを指定します。
エクスポート形式 format

入力

int

0
エクスポート形式を指定します。

オプションリスト:

  • dec: 10進数
    fcfファイルを10進形式としてエクスポートします。
  • Bin: バイナリ
    fcfファイルをバイナリ形式としてエクスポートします。
  • hex: 16進数
    fcfファイルを16進数形式としてエクスポートします。

サンプル

このサンプルでは、emg recording.datをOriginにインポートし、Xファンクションdfilterを使ってIIRフィルタを作成して、最後にfcfファイルとしてエクスポートする方法を示します。

newbook;
impasc fname:=system.path.program$+"samples\signal processing\emg recording.dat";
wks.colsel(2,1);
dfilter -r 2 iy:=2 sample:=2000 wp:=200 ws:=400 abcd:=[<input>]<input>;
dfilterfcf operation:=exp struct:=abcd fcf:=D:\abcd.fcf data:=4:17;

関連 X ファンクション

dfilter


キーワード:無限インパルス応答、信号、ノイズ除去