解析:数学:曲線の正規化(グラフがアクティブな時)
曲線あるいはXYデータを1つずつ正規化します。
必要なOriginのバージョン:8.1SR0
入力
XYRange
入力曲線かXY範囲を指定します。
TreeNode
これはダイアログにデータ情報を表示するためのものです。LabTalkでXファンクションを使うとき、この変数は使用しないで下さい。
int
入力データを正規化するのに使用する方法を指定します。
オプションリスト
double
この変数は、方法が特定値で割るにセットされている場合のみ利用できます。入力曲線を割るのに使用する値を指定します。
この変数は、方法が参照プロットを使うにセットされている場合のみ利用できます。これは参照プロット(XY範囲)を指定するためです。
この変数は、方法が参照プロットを使うにセットされている場合のみ利用できます。参照列のどの統計量を正規化の値にするかを決定します。正規化したら、入力列の選択された統計量が参照プロットの統計量と合致します。
これは、ポイントを選択ボタンです。ダイアログで参照プロットを選択するのに使用します。これは正規化の方法でptがセットされている時のみ使用できます。LabTalkでXファンクションを使うときに、マウスを使ってグラフからデータポイントを選択するか、スクリイプトウィンドウでpickx, picky, pickidx を指定します。
マウスを使ってデータポイントを選択するには、方法をptにセットして、pickx, picky, pickidx を指定せずに、Enterキーを押します。マウスカーソルがになります。グラフから1つのデータポイントを選択し、これをダブルクリックして正規化を実行します。
スクリプトを使って、データポイントを選択するには、下記のpickx, picky, pickidxの説明をご覧下さい。
この変数は、方法がptにセットされている場合のみ利用できます。これは参照ポイントのX値を指定します。
この変数は、方法がptにセットされている場合のみ利用できます。これは参照ポイントのY値を指定します。
この変数は、方法がptにセットされている場合のみ利用できます。これは参照ポイントのインデックス値を指定します。
Range
参照ポイントを指定します。
出力
正規化した曲線の出力を指定します。
この関数は曲線または曲線の一部を1つずつ指定した標準レベルに調整します。各選択した曲線を独立に扱い、すべての曲線を1つずつ正規化します。
次のサンプルは、2つの曲線をグラフから選択したデータポイントに正規化する方法を示します。
は入力曲線の 値、 はユーザ定義の値、 および は、選択したデータポイントのx とy の値、は、x値が に等しいときの入力曲線のy値とします。正規化した曲線 は、以下の通りです。
特定値で割る
[0, 1]に正規化
[0, 100]に正規化
Zスコア(N(0, 1)で正規化)
最大値で割る
最小値で割る
平均で割る
中央値で割る
標準偏差で割る
ノルムで割る
はn番目の 値です。
最頻値で除算
合計で割る
参照プロットの最大に正規化
最小値、平均値、中央値、参照プロットの合計への正規化は、同じ方法で行われます。
グラフで指定したポイントで正規化
Note:方法でptが選択されていると、グラフ内のどのデータでも参照ポイントとして選択できます。選択したデータポイントのX値が、入力曲線のX値の1つでない場合、線形補間 を行って適切な除数を取得します。そして、上記の数式に従って、曲線を参照ポイントに正規化します。
Vnormalize, normalize, Rnormalize