立上がり時間

概要

立ち上がり時間は、指定した低状態レベルから指定した高状態レベル(または指定した高状態レベルから指定した低状態レベル)に信号が変化するのに必要な時間を参照します。Originの立ち上がり時間パネルツールは、四角形オブジェクトで直感的にグラフの領域を選択し、その領域の上昇または下降の時間を計算できます。

学習する項目

このチュートリアルで以下のことを行います:

  1. 立上がり時間パネルツールを使用して下降時間を計算する
  2. 下降時間計算の設定を変更する
  3. グラフに表示する要素を変更する
  4. 出力設定を変更し、結果を出力する

ステップ

  1. 新しいワークブックを用意します。ヘルプ: フォルダを開く: サンプルフォルダを選択して、サンプルフォルダを開きます。このフォルダ内のSignal ProcessingサブフォルダにあるStep Signal with Random Noise.dat ファイルを探します。空のワークシートにファイルをドラッグアンドドロップしてインポートします。
    SP Tutorial Rise Time 1.png
  2. B列を選択し、メニューから作図:基本の2Dグラフ:折れ線を選択してグラフを作図します。
    SP Tutorial Rise Time 2.png
  3. プロット操作・オブジェクト作成ツールバーの軸スケールの拡大ボタンSP Tutorial Rise Time 3.pngをクリックして、グラフ内のX範囲が500から700の範囲を選択して拡大します。
    SP Tutorial Rise Time 4.png
  4. Originメニューからガジェット:立ち上がり時間ROIツールを選択し、このツールを開始します。
  5. ダイアログボックスで、ROIボックスタブを開き、Xスケール開始510にし、終了650にします。また、ツール下降時間にし、方法ヒストグラムに変更します。
    SP Tutorial Rise Time 5.png
  6. 下降範囲タブを開き、開始終了2080に変更します。
    SP Tutorial Rise Time 6.png
  7. タブでは、データセット名(名前)下降範囲(dVref)下降時間(dT)以外のチェックをはずします。
    SP Tutorial Rise Time 7.png
  8. 次の出力先タブで、スクリプトウィンドウのチェックを外し、ワークシートに追加のチェックを付けます。
    SP Tutorial Rise Time 8.png
  9. グラフ上の表示タブを開き、インディケータの項目を開いて、縁の色にし、下降範囲のチェックを付けます。下降範囲にチェックを付けます。
    SP Tutorial Rise Time 9.png
  10. OKボタンをクリックし、ROIボックスをグラフに配置します。
    SP Tutorial Rise Time 10.png
  11. 上図のように、2つの赤い水平線が高いレベルと低いレベルに表示され、折れ線グラフ上のインディケータの2つの青い線の間が下降範囲です。ROIボックスの上部に下降時間と下降範囲が表示されます。
  12. 三角形のボタンをクリックして、コンテキストメニューを開き、ROI位置の固定を選択すると、移動できなくなります。
    SP Tutorial Rise Time 11.png
  13. 再度コンテキストメニューを開き、新しい出力を選択して結果を出力します。再度矢印ボタンをクリックし、メニューからレポートシートに行くを選びます。
    SP Tutorial Rise Time 12.png
  14. すると、レポートシートがアクティブになり、タブで選択した結果を見ることができます。
    SP Tutorial Rise Time 13.png