クラスターガジェット
Originはグラフ内の「関心のある範囲」(Region of interest, ROI)で簡単な統計を行う、クラスターガジェットをサポートしています。このガジェットではデータポイントの編集、消去、マスクができます。ROIオブジェクトを移動したり大きさを変えると、統計結果が更新されます。
必要なOriginのバージョン: Origin 2016 SR0以降(Pro版のみ)
Origin2021b以降を使用している場合、ROIの形についてより多くの設定があります。クラスター操作ダイアログで形状を任意図形に設定します。OKをクリックすると小さなROIを作成ダイアログが開きますので形状のボタンをクリックしてROIを作成ダイアログを閉じずにドラッグしてグラフ上に形を描きます。ROIを描き終わるまでダイアログを開いたままにし、描き終わったら完了ボタンをクリックします。するとクラスターガジェットが開きます。
また、新しいクラスターガジェットツールバーにはROIの変更と新しいROIの追加(グラフに複数のROIを追加するための)ボタンがあります。
このセクションでは、テーマを使って、グラフをカスタマイズする方法を説明します。 上記例を元にRecovery of Placeboのデータを除外したRecovery of DrugAとRecovery of DrugBの簡単な統計を算出します。
グラフから直接データを分類し、元のワークシートのCategorical group columnに出力することが出来ます。また、Categorical group columnにシンボルキャラクターのマップも出力することができます。
新規ワークブックを作成し、<Origin Program Folder>\Samples\Graphing\Categorical Data.dat.を再インポートします。列Bを選択し、散布図をプロットします。
4つのグループにポイントはクラスター化されています。クラスターガジェットの、カテゴリを作成を使って、この列のクラスターグループやシンボルカラーのマップから、カテゴリ列を作成します。