ウィザードダイアログWizard DialogPropertyPageWizardSheet
このセクションは、Origin Cでウィザードダイアログを開く方法を説明しています。このセクションのサンプルは、Origin Cのデベロッパーキットと一緒にインストールされる既存のウィザードダイアログのリソースDLLを使用します。  DLLは、このZIPファイルの\Dialog Builder\Wizardサブフォルダにあります。 
 ウィザードダイアログを開くには、最初にいくつかユーザ定義のクラスを定義します。  Dialogクラスから派生するクラス、 WizardSheetクラスから派生する別のクラス、PropertyPageクラスから派生する各ページのクラスが必要です。
 WizardSheet::AddPathControl メソッドは、ウィザードのステップまたはページを移動する助けとなるウィザードマップを提供するのに使用します。  マップをクリックして、ウィザード内のどのページにでもジャンプすることもできます。 
 定義した最初のクラスは、PropertyPage クラスから派生されています。  この最初のクラスはウィザード内のすべてのページで共有されるすべての情報を含みます。 
 
class WizPage : public PropertyPage
{
protected:	
    WizardSheet* m_Sheet;
};
PropertyPage に基づくクラスを定義したので、ウィザードの各ページを取り扱うクラスを定義できます。  次のクラスは上記で定義したページクラスから派生するものです。 
 
class WizPage1 : public WizPage
{
};
class WizPage2 : public WizPage
{
};
class WizPage3 : public WizPage
{
};
定義される次のクラスは、プレースホルダクラスです。  このクラスは、WizardSheetクラスから派生され、順にPropertySheet クラスから派生されます。  このクラスは、データメンバーとしてすべてのページのインスタンスを保持します。 
 
class WizSheet : public WizardSheet
{
public:
    // PropertySheet のデータメンバーはWizPageオブジェクト
    WizPage1 m_WizPage1;
    WizPage2 m_WizPage2;
    WizPage3 m_WizPage3;
};
全てのページとシートのクラスの定義が完了し、ダイアログクラスを定義できます。
 
class WizPageDialog : public Dialog
{
public:
    // メインダイアログのコンストラクタ
    WizPageDialog(int ID) : Dialog(ID, "Wizard.DLL")
    {	
    }
    // メインダイアログのデータメンバーはPropertySheet (プレースフォルダ)
    WizSheet m_Sheet;
};
    
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