OriginのドキュメントをXMLドキュメントに変換するためにMSXML Parserを利用する


Origin CのCOMサポートは、XMLドキュメントをプログラムして作成することが出来ます。コードの詳細につきましては、こちらをご参照くださいWksToXML.PDF.

WKSTOXML.png

WksToXMLファンクションは、Microsoft MSXML parser (version 3 - 他のバージョンも可)を,OriginのワークシートをXMLドキュメントに変換することが出来ます。 このファンクションは、2つの引数を取ります。

1.A string - この文字列の初期設定はData1ですが、LabTlak言語での文字列変数 (例: %H - アクティブなウィンドウタイトル)を含む、様々なワークシート名を使うことが出来ます。LabTalkの文字列変数は、XMLファイルに保存された複数のワークシートでのバッチ処理の実行をより簡単にします。
2.A string - この文字列の初期設定はCドライブ(例:C:\)ですが、あらゆるパスに変更が可能です。

C ファイルがコードビルダ(Originに内臓)でコンパイルされると、WKSToXML ファンクションは Origin C または LabTalk シンタックスの両方で呼び出されます。これは次の内容と同様です:

Origin Cでは LabTalkでは
WKSToXML(MyWorksheet,C:\Temp); WKSToXML MyWorksheet C:\Temp;

別のファンクション XMLToWksでは、XMLドキュメントをOriginのワークシートにインポートします。このファンクションは1つの引数、パスとファイル名を文字列としてとります。次のように、この機能で適切なファンクションを呼び出します。

Origin Cでは LabTalkでは
XMLToWks(C:\Temp); XMLToWks C:\Temp;

Note: この例では、Originのサブフォルダにある\Samples\COM Server and Client\XML\Client も利用することが出来ます。これはWksToXML.cを呼び出します。