plotxy

内容

概要

特定のプロパティを持つXYデータをプロットします。


追加の情報

必要なOriginのバージョン:Origin 8 SR0, Origin 8.5.1 SR0 で更新作成されたグラフを非表示にするオプションは9.0で利用できます。

コマンドラインでの使用法

  1. plotxy iy:=(1,2);
  2. plotxy iy:=(1,2,3); // col(3)をエラーバーとしてcol(2)を作図
  3. plotxy iy:=[Book1]2!(1,3) o:=[Graph1]1!;
  4. plotxy (?,1:end);
  5. plotxy [Book1]2!(#, 3);
  6. plotxy (1:3)!(1,2) plot:=200; // アクティブワークブックの1~3 シートのcol(2)を作図
  7. plotxy ((1,2[1:6]),(1,2[7:12]),(1,2[13:18])) plot:=202 ogl:=[<new template:=doubley name:=SamplePlot>]; // col(2) 中の3つの範囲を指定されたグラフテンプレートに作図し、グラフの名前をSamplePlotにする
  8. plotxy (1,3) ogl:=2; // col(3)をレイヤ2に作図
  9. plotxy (1,2) plot:=186 ogl:=<new template:=PolarXrYTheta>; // 極座標グラフ r(X) theta(Y)
  10. plotxy (1,2) plot:=192 ogl:=<new template:=Polar>; // 極座標グラフ theta(X) r(Y)
  11. plotxy iy:=[Book2]"Sheet1"!(Col(1),Col(5)[60]:Col(8)[80]) plot:=200 ogl:=[Graph11]1!; // 列5、行60から列8行80までのデータを作図

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 iy

入力

XYRange

<active>

X列、Y列、Yエラーバーを含む入力データを指定します。

グラフタイプ plot

入力

int

201

プロットタイプを指定します。例えば、折れ線は200、散布図は201、線+シンボルは202です。全てのプロットタイプのリストは、プロットタイプのIDを確認してください。Note: XY範囲のためのプロットタイプのみ使用できます。

シンボルサイズ(ポイント) size

入力

double

-1

シンボルサイズをポイント単位で指定します。デフォルト値は-1で、テンプレートで指定されるシンボルサイズに自動で従います。

再スケール rescale

入力

int

1

グラフを再スケールする(1)かしない(0)か指定します。

凡例 legend

入力

int

1

グラフの凡例を作成するかどうか指定します。
legend:=0 オプションは、テンプレートに凡例オブジェクトが保存されていない場合に利用できます。
legend:=1 は、テンプレートに凡例があるかどうかに関わらず凡例を作成します。

プロットの色 color

入力

int

0

プロットの色を選択します。折れ線、シンボル、線+シンボルのグラフで動作します。色は、1 (黒), 2 (赤), 最大24 (濃い灰色) または、16個のカスタムカラーを定義している場合最大40のOriginのカラーリストに従います。また、任意のRGB色を割り当てるためにcolor関数を使用して、次のようにすることもできます。
plotxy iy:=(1,2) plot:=200 color:=color(240,208,0)

新しく作成したグラフを非表示にする hide

入力

int

0
新しいグラフを非表示にする(1)かしない(0)か指定します。
プロット先のレイヤ ogl

出力

GraphLayer

<new>

プロットを追加するグラフレイヤを指定します。

範囲のシンタックスを使用します。

説明

この関数は、Yエラー列を含む指定された範囲からデータをプロットします。プロットタイプとシンボルサイズを指定できます。また、凡例の表示やグラフの再スケールも指定できます。

サンプル

パラメータとして、範囲に特別な表記'?'や'#'があります。'?'は、ワークシートで指定した属性を使用することを示し、属性が合っていない場合、エラーとなります。'#'は、ワークシートの属性設定を無視し、行番号をX値として使います。例えば、

plotxy (?, 5);  // col(5) がX列の場合エラー
plotxy (#, 3);  // 行番号をXとし、col(3) をYとして作図

Yエラーバー付きのグラフを作図するには、Yエラー列として、入力範囲に1つの列を追加できます。例えば、

plotxy iy:=(1, 2, 3);  // col(3)をYエラーとして、col(2) vs col(1)を作図

組み込みの特殊なテンプレートを使用して作図することもできます。例えば、

// 極座標グラフを作図
plotxy (1,2) plot:=186 ogl:=<new template:=PolarXrYTheta>;  // 極座標グラフ r(X) theta(Y)
plotxy (1,2) plot:=192 ogl:=<new template:=Polar>;  // 極座標グラフ theta(X) r(Y)

次のサンプルは、指定したグラフレイヤに曲線を追加する方法を示します。

newbook;
string fn$ = System.path.program$ +
		"Samples\Curve Fitting\Exponential Decay.dat";
impasc fn$;
string bn$ = %H;
int nCols = wks.ncols;
win -t Plot;	// 空のプロットを作図
loop (ii, 2, nCols)
{
	// レイヤにデータセットを追加
	plotxy [bn$]1!$(ii) plot:=201 rescale:=1 color:=ii ogl:=!1;
}
// 曲線をグループ化
layer -g;

以下のサンプルでは、3Dウォータフォールグラフを作図します。set コマンドを使用して色のマッピングを制御できます。

// ウォータフォールグラフを作図
plotxy iy:=(1,2:4) plot:=210 ogl:=<new template:=glWater3D>; 
 
// Yカラーマップ
plotxy iy:=(1,2:4) plot:=210 ogl:=<new template:=glWater3D>;
set %C -LGCB 0;	
 
//Zカラーマップ
plotxy iy:=(1,2:4) plot:=210 ogl:=<new template:=glWater3D>;
set %C -LGCB 3;

他のサンプルについては、XFスクリプトダイアログ(F11を押す)をご覧下さい。