mstats
概要
選択したデータの記述統計量を計算します。
追加の情報
これはOriginProのみの機能です。
コマンドラインでの使用法
1. mstats im:=MBook1;
2. mstats im:=MBook1 mean:=mymean sd:=mysd sum:=mysum;
変数
表示
名 |
変数
名 |
I/O
と
データ型 |
デフォルト
値 |
説明 |
入力行列 |
im |
入力
MatrixObject
|
<active>
|
この変数は、記述統計量を計算す入力データの範囲を指定します。
|
平均 |
mean |
出力
double
|
<unassigned>
|
いくつかの数字の平均を計算します。この変数は、出力する平均値の名前を指定します。
|
標準偏差 |
sd |
出力
double
|
<unassigned>
|
標準偏差は、データセットがその平均値の周りにどの程度集まっているかを統計的に計測します。この変数は出力する標準偏差の値の名前を指定します。
|
観測値の数 |
n |
出力
int
|
<unassigned>
|
この変数はサンプルサイズの名前またはラベルを指定します。
|
最小値 |
min |
出力
double
|
<unassigned>
|
この変数は、データセットの最小値に対するラベルを指定します。
|
最大値 |
max |
出力
double
|
<unassigned>
|
このコマンドは、出力する最大値の名前を指定します。
|
合計 |
sum |
出力
double
|
<unassigned>
|
このコマンドは、出力する合計値の名前を指定します。
|
欠損値の数 |
missing |
出力
int
|
<unassigned>
|
データセット内のデータポイントの欠損値の数を出力します。
|
説明
記述統計は、データの平均や標準偏差などの基本的な特徴を記述するのに使われます。これらの統計量は、標本データを標準的な計算結果を要約するので、データの一般的な特徴を知ることができ、別の似たようなデータセットと比較することができます。
mstatsのXファンクションは、行列オブジェクトの記述統計を計算するのに使われます。これは指定した行列の平均、標準偏差、観測数、最小値、合計、欠損値の数を得ることができます。
サンプル
1. アクティブな行列オブジェクトに対して記述統計量を返すには、コマンドウィンドウに
mstats
と入力します。アクティブで無い場合、スクリプトに分析したい行列名を指定します。例えば、
mstats im:=MBook1;
2. また、変数のラベルを定義でき、後の操作で利用できます。例えば:
mstats im:=MBook1 mean:=m sd:=std sum:=mysum
アルゴリズム
を入力値を表す にします。計算式は次のように表されます。
1. 平均:
2. 標準偏差:
3. 観測数 は有効なデータの合計数
4. 最小値は、指定したデータ最小値
5. 最大値は、指定したデータ最大値
6. 合計:
7. 欠損値の数 は、データのいくつの値が欠損値であるかを指定します。
参考文献
1. Silverman, B.W.(1986), Density Estimation for Statistics and Data Analysis, New York: Chapman and Hall.
2. Tukey, J.W.(1977), Exploratory Data Analysis, Reading, MA: Addison-Wesley.
3. Erickson B H and Nosanchuk T A (1985) Understanding Data.Open University Press.
関連のXファンクション
moments, quantiles, rowstats, rowquantiles
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