marea

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 アルゴリズム
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

曲面の面積

概要

行列曲面の表面積を計算します。

追加の情報

これはOriginProのみの機能で、8.1 SR0以降で利用できます。

コマンドラインでの使用法

 

marea im:=[mbook1] missing:=1 area:=area;

 

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力行列 im

入力

MatrixObject

<active>

入力行列を指定します。
欠損値を補間する missing

入力

int

0

このパラメータが真の場合、Originは欠損値の補間を行います。
面積図 area

出力

double

<>

面積の出力先です。デフォルトは結果ログウィンドウです。

説明

このXファンクションは、行列曲面の表面積を計算するのに使用します。結果の面積に対する変数を指定でき、欠損値に対して補間するかどうかも指定できます。また、結果の面積は常に結果ログウィンドウに自動的に出力されます。

サンプル

この例では、アクティブ行列の面積を計算します。

  1. 新しいプロジェクトを作成し、<Originインストールフォルダ>\Samples\Matrix Conversion and Gridding\3D XYZ.datファイルをインポートします。
  2. 列Cを選択し、右クリックして、列のXY属性:Zを選び、列CをZ列にします。そして、ワークシート:行列変換:XYZグリッディングを選びます。
  3. XYZ グリッディング: ワークシートを行列に変換 ダイアログで、デフォルトの設定のまま、OKボタンをクリックし、ワークシートを行列に変換します。
  4. 行列をアクティブにし、コマンドウィンドウでmarea -d; を実行し、 marea ダイアログを開きます。
  5. 欠損値の補間にチェックを付けます。
  6. OKボタンをクリックすると、行列の面積が結果ログウィンドウに出力されます。

アルゴリズム

3次元空間で、三角形の面積は

.
 

行列曲面の面積を計算するには、行列の曲面を下記のような多くの三角形に分けます。行列曲面の面積は、これらの三角形の面積の合計で求まります。

Image:Marea_1.png
  • 境界付きの行列曲面

以下の手順は、境界付きの行列曲面の面積を計算するものです。

  1. 交差ポイントを見つけます。
  2. 領域の内側または領域の境界上にあるすべてのポイントをピックアップします。
  3. 補間で境界線のZ値を探します。
  4. 三角測量法を実行します。
  5. ステップ4で見つけた各三角形の面積を合計します。
    Image:Marea_2.png

関連のXファンクション

xyzarea