m2img

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 関連のXファンクション

メニュー情報

画像に変換

概要

数値行列をグレースケールの画像に変換します。

コマンドラインでの使用法

1. m2img bits:=16;

2. m2img min:=0.5 max:=1;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ im

入力

MatrixObject

<active>

変換する数値行列オブジェクトを指定します。デフォルトでアクティブな行列オブジェクトです。

出力イメージ om

出力

MatrixObject

<新規>

出力画像を指定します。デフォルトで、新しい画像が作成され、出力として使われます。

ビット/ピクセル bits

入力

int

8

出力画像のピクセル当たりのビット数を指定します。デフォルトの値は8です。

黒の値 min

入力

double

<自動>

黒にマッピングする値を指定します。デフォルトの入力は<自動>で、入力行列オブジェクトのセルの最小値に対応します。

白の値 max

入力

double

<自動>

白にマッピングする値を指定します。デフォルトの入力は<自動>で、入力行列オブジェクトのセルの最大値に対応します。

説明

このXファンクションは、数値行列オブジェクトをグレースケールイメージに変換します。行列の値は、 [0, Image:m2img_help_English_files_image002.gif]にマッピングされ、ここで bpp は、指定したピクセルあたりのビット数です。指定した黒の値より大きくない行列値は0にマッピングされ、これが黒色を表します。白の値より小さくない行列値はImage:m2img_help_English_files_image002.gifにマッピングされ、これが白色を表します。その他の値は、出力範囲に線形でマッピングされます。

出力画像のグレースケールレベルは整数値である必要があります。つまり、マッピング後に丸め処理が実行され、いくつかの詳細な情報が欠落する可能性があります。

サンプル

この例では、数値行列を作成し、m2img関数を使って、その行列を8ビットイメージに変換します。

  1. 標準ツールバーの新しい行列ボタンをクリックして、新しい行列を作成します。
  2. この行列がアクティブなとき、メニューから「行列:値の設定」を選択します。
  3. 値の設定」ダイアログで、テキストボックスに "sin(i)+sin(j)" と入力し、OK ボタンをクリックします。これは、行列にいくつかの数値を入力します。
    Image:m2img_help_English_files_image004.jpg
  4. この行列をアクティブにしておきます。メニューから「イメージ:変換:イメージに変換」を選択し、 m2imgのダイアログを開きます。ダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    下のような新しいイメージが作成されます。
    Image:m2img_help_English_files_image008.jpg

アルゴリズム

x を入力行列のセル値とし、f(x) をそのセルに体操するイメージのピクセルのグレーレベルとします。 f(x)xの線形マッピングは次のように表されます。

Image:m2img_help_English_files_image010.gif

ここで、bpp は、出力画像のピクセルあたりのビット数で、黒の値白の値 は、それぞれ変数Black ValueBlack Value の値で指定されます。

関連のXファンクション

img2m