imgThreshold

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 アルゴリズム
  9. 9 参考文献
  10. 10 関連のXファンクション

メニュー情報

しきい値

概要

しきい値を使って画像の一部を白黒に変換します。

追加の情報

これはOriginProのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

1. imgThreshold low:=10 high:=200 channel:=green flt:=min oimg:=<new>;

2. imgThreshold img:=mat(1) low:=10 high:=200 channel:=green flt:=min oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

下側境界 low

入力

int

0

範囲の下側境界を指定します。範囲の色は保持されます。

上側境界 high

入力

int

0

範囲の上側境界を指定します。範囲の色は保持されます。下側境界より大きい値です。

チャネル channel

入力

int

RGB

操作する色チャネルを指定します。
オプションリスト

  • RGB:RGB
    マスターチャネル
  • red:赤
    Rチャネル
  • green:緑
    Gチャネル
  • blue:青
    Bチャネル
範囲外の値 flt

入力

int

クランプ

上側境界/下側境界で定義した範囲外の値または受け付けない値に対する新しい値を定義する方法を指定します。
オプションリスト

  • min:Set to Min
    受け付けない値を0にセットします。
  • max:Set to Max
    画像のピクセルごとのビット値にしたがって、受け付けない値を最大値にセットします。
  • clamp:Clamp
    画像のピクセルごとのビット値にしたがって、受け付けない値がLower Boundより小さいと0にセットされ、Upper Boundより大きいと最大値にセットされます。
出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

説明

imgThreshold 関数は2つの変数 Lower Bound および Upper Boundによって、指定される範囲の外側の色をリセットします。この関数を使って、色調整や単純なセグメント化を行うことができます。

サンプル

このサンプルでは、imgThreshold 関数を使って、入力画像のセルから背景をセグメント化します。

  1. 入力画像をアクティブにして、「イメージ:変換:しきい値」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    新しい画像が結果として作成されます。

Image:imgThreshold_help_English_files_image004.jpg

Image:imgThreshold_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_ColorThresholdBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_ColorThresholdBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgAutoBinary, imgDynamicBinary