ヒストグラムによるコントラスト
メディアンを計算するヒストグラムを使って、画像のコントラストを調整します。
1. imgHistcontrast a:=20;
2. imgHistcontrast a:=-20 img:=mat(1) oimg:=mat(2);
入力
double
0
コントラストの変化量を指定します。有効な値は [-100, +100]です。
Image
<active>
操作する原画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。
出力
<input>
出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像を上書きします。
imgHistcontrast 関数は、ヒストグラムを使って中央値の明るさを決め、入力画像のコントラストを大きくまたは小さくします。
この関数は、最初に画像の中央値の明るさを探し、中央値よりも大きい値を持つピクセルを明るくし、中央値よりも小さい値を持つピクセルを暗くします。これは、実際の中央値ではなく、0から255の中央値である128を使用する関数 imgContrast よりも高度に処理(しかし遅い)します。
この例では、 imgHistcontrast 関数を使って、Adjustment 値を 20にして入力画像のコントラストを増やします。
元の画像
出力画像
この関数は、画像の中央値の明るさを探し、中央値よりも大きい値を持つピクセルを明るくし、中央値よりも小さい値を持つピクセルを暗くします。
計算には、LEADTOOLS Main APIのL_HistoContrastBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_HistoContrastBitmapを読んでください。
LEADTOOLS Main API Help file, Version 14
imgContrast, imgBrightness