imgHistcontrast

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

ヒストグラムによるコントラスト

概要

メディアンを計算するヒストグラムを使って、画像のコントラストを調整します。

コマンドラインでの使用法

1. imgHistcontrast a:=20;

2. imgHistcontrast a:=-20 img:=mat(1) oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
調整 a

入力

double

0

コントラストの変化量を指定します。有効な値は [-100, +100]です。

入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する原画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像を上書きします。

説明

imgHistcontrast 関数は、ヒストグラムを使って中央値の明るさを決め、入力画像のコントラストを大きくまたは小さくします。

この関数は、最初に画像の中央値の明るさを探し、中央値よりも大きい値を持つピクセルを明るくし、中央値よりも小さい値を持つピクセルを暗くします。これは、実際の中央値ではなく、0から255の中央値である128を使用する関数 imgContrast よりも高度に処理(しかし遅い)します。

サンプル

この例では、 imgHistcontrast 関数を使って、Adjustment 値を 20にして入力画像のコントラストを増やします。

  1. 入力画像はアクティブなときに、「イメージ:調整:コントラストヒストグラム」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    新しい画像が作成されます。コントラストが改善されたのが分かります。

Image:imgHistcontrast_help_English_files_image004.jpg

Image:imgHistcontrast_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


アルゴリズム

この関数は、画像の中央値の明るさを探し、中央値よりも大きい値を持つピクセルを明るくし、中央値よりも小さい値を持つピクセルを暗くします。

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_HistoContrastBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_HistoContrastBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgContrast, imgBrightness