imgEdge

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

エッジ検出

概要

エッジを検出します。

コマンドラインでの使用法

1. imgedge t:=10;

2. imgedge t:=7 f:=shv img:=mat(1) oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
しきい値 t

入力

int

0

エッジピクセルを決定するのに使用するしきい値を指定します。ピクセルに対して決められた差がこの値より大きいと、そのピクセルはエッジピクセルになります。

入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

エッジフィルタ f

入力

int

lh

適用するエッジ検出フィルタを指定します。

オプションリスト

  • sv:Sobel 垂直境界
ソーベル演算子を使って垂直エッジを検出します。
  • sh:Sobel 水平境界
ソーベル演算子を使って水平エッジを検出します。
  • shv:Sobel 水平& 垂直境界
ソーベル演算子を使って水平・垂直エッジを検出します。
  • pv:Prewitt 垂直境界
プレウィット演算子を使って垂直エッジを検出します。
  • ph:Prewitt 水平境界
プレウィット演算子を使って水平エッジを検出します。
  • phv:Prewitt 水平 & 垂直境界
プレウィット演算子を使って水平・垂直エッジを検出します。
  • l1:Laplace 1 垂直& 水平境界
ラプラシアン演算子を使って水平・垂直エッジを検出します。
  • l2:Laplace 2 一般境界
ラプラシアン演算子を使って通常のエッジを検出します。
  • l3:Laplace 3 一般境界
ラプラシアン演算子を使って通常のエッジを検出します。Laplace 2とは異なる方法となります。
  • ld:Laplace 対角線境界
ラプラシアン演算子を使って対角エッジを検出します。
  • lh:Laplace 水平境界
ラプラシアン演算子を使って水平エッジを検出します。
  • lv:Laplace 垂直境界
ラプラシアン演算子を使って垂直エッジを検出します。
  • gn:Gradient 北境界
グラディエントフィルタを使って北西エッジを検出します。
  • gne:Gradient 北東境界

グラディエントフィルタを使って北東エッジを検出します。

  • ge:Gradient 東境界
グラディエントフィルタを使って東エッジを検出します。
  • gse:Gradient 南東境界
グラディエントフィルタを使って南エッジを検出します。
  • gs:Gradient 南境界
グラディエントフィルタを使って南エッジを検出します。
  • gsw:Gradient s南西境界
グラディエントフィルタを使って南西エッジを検出します。
  • gw:Gradient 西境界
グラディエントフィルタを使って西エッジを検出します。
  • gnw:Gradient 北西境界
グラディエントフィルタを使って北西エッジを検出します。

説明

imgedge 関数は、エッジフィルタを使って入力画像のエッジを検出します。多くのフィルタが利用でき、異なる画像処理を実行することができます。

このXファンクションはカラー画像とグレースケール画像の両方で動作します。

サンプル

次のサンプルでは、入力画像をグレースケールに変換し、物体のエッジを検出します。

  1. 新しい行列を作成し、\Samples\Image Processing and AnalysisフォルダにあるRice.bmp ファイルをインポートします。
  2. 画像をアクティブにして、「イメージ:変換:カラーからグレーに」を選択して、 imgC2gray Xファンクションのダイアログを開きます。
  3. ダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてXファンクションのimgUserfilterダイアログを開きます。

    これは入力画像をグレースケール画像に変換します。
  4. イメージ:空間フィルタ:エッジ」を選択して、imgEdge Xファンクションダイアログを開きます。
  5. ダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてXファンクションのimgUserfilterダイアログを開きます。

    新しい画像が作成されます。エッジ検出の結果を表示します。

Image:imgEdge_help_English_files_image006.jpg

Image:imgEdge_help_English_files_image008.jpg

元の画像

出力画像


他のサンプルについては、XFスクリプトダイアログ(F11を押す)をご覧下さい。

アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_EdgeDetectorBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_EdgeDetectorBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgUserfilter