cvPalette

概要

指定したパレットカラーをグレーまたはバイナリイメージに適用して、シングルチャネルイメージを設定

追加の情報

必要なOriginのバージョン: Origin 2022以降

コマンドラインでの使用法

1. fname$ =system.path.program$ + "Palettes\Rainbow.PAL"; cvPalette;

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力画像 img

入力/出力

ImageLayer

<active>
入力イメージを指定します。出力イメージの宛先でもあります。
パレットファイル fname

入力

string

fname$
パレットを選択します。Originでのカラーパレットの追加と管理の方法については、このページを参照してください。
元に戻す undo

入力

int

1
Origin 2024bで廃止されました。代わりにXFスイッチ「-u」を使用してください。

説明

この機能はグレーまたはバイナリイメージを疑似カラーイメージに変更します。元の画像のグレーレベルは、指定されたパレットファイルに従ってさまざまな色にマッピングされます。元に戻す機能がサポートされます。

LabTalkのimg.Palette$も参照してください。

サンプル

サンプル 1.Rainbowパレットを使用してグレー画像をカラーマッピング

  1. グレーイメージをアクティブにして、
    cvpalette -d;
    これをコマンドウィンドウでを実行し、ダイアログを開きます。
  2. ダイアログで、<Origin program folder>\Palettes\にあるパレットRainbow.PALを選択します。OKをクリックします。
Palette dia.png

結果は以下のようになります。

元の画像
出力画像
Palette before.png
Palette After.png

アルゴリズム

計算には、OpenCVメインAPIの関数を使用します。詳細は、OpenCVメインAPIヘルプファイルバージョン2.4.11.0のimgprocをお読みください。画像処理のトピックです。

参考文献

Kenneth R.Castleman.1996.Digital Image Processing.Prentice Hall, Upper Saddle River, NJ, USA.