WAVインポートのツリーノードに関する詳細

オプション[編集]

オプションツリーは、impWAV Xファンクションのインポートオプションを全て指定します。

シンタックス:Options.Treenode:=<value>

例:Options.sparklines:=0 // スパークラインを追加しない



ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
FirstMode 第1ファイルインポートモード int 0 1番目のファイルのインポートモードを指定します。 以下のオプションがあります。
  • 既存データを置き換え
    目的のウィンドウに存在するデータは消去します。新しいデータがその中にインポートされます。
  • ブックを新たに作って読み込む
    インポートする各ファイルに対して新しいブックを作成します。
  • シートを新たに作って読み込む
    インポートするファイルに対して新しいシートを作成します。
  • 列を追加して読み込む
    目的のウィンドウに新しい列を追加し、新しい列にデータをインポートします。
Mode 複数ファイルのインポートモード(第1ファイル以外) int 4 1番目以外のファイルに対してリストからインポートモードを指定します。以下のオプションがあります。
  • 3: ブックを新たに作って読み込む
    インポートする各ファイルに対して新しいブックを作成します。
  • 4: シートを新たに作って読み込む
    インポートするファイルに対して新しいシートを作成します。
  • 1: 列を追加して読み込む
    目的のウィンドウに新しい列を追加し、新しい列にデータをインポートします。
テンプレート テンプレート名 String   このオプションはインポートモードシートを新たに作って読み込むブックを新たに作って読み込むに設定されている時に利用できます。新しいワークブックかワークシートにインポートする時のテンプレートを指定します。特別なテンプレート<クローン> は現在のワークブックまたは行列ブックをインポートファイルのテンプレートとして使用します。
sparklines スパークラインの追加 int 2 データのスパークラインを追加するかどうかを指定します。
  • 0:しない
    スパークラインを追加しません。
  • 1:する
    スパークラインを追加します。
  • 2:する(50列より少ない場合)
    50列より少ない場合はスパークラインを追加します。
bSaveFileInfo ワークブック中のファイル情報を保存 int 1 選択されている場合、ワークブックにファイルの情報が保存されます。選択されていない場合、ファイル情報はオーガナイザに保存されず、再インポート機能は使用できませんが、インポート速度は向上します。

名前を付ける[編集]

オプションツリーのワークシート/ブックの名前を付ける/変更するブランチはワークシートとワークブックの名づけについて指定します。

シンタックス:Options.Names.Treenode:= <value>

例:
ファイル名の一部でワークシート名を変更する:
Options.Names.FNameToSht:=1
Options.Names.FNameToShtFrom:=1
Options.Names.FNameToShtTo:=4


ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
AutoNames ファイル名による自動名前変更 int 0 チェックが付いていると、Originはデフォルト設定を使って、ワークシートとワークブックの名前を変更します。
  • ファイル名全体(拡張子を含む)をワークシート名として使用します。
  • ワークブックが空の場合またはインポートモードが既存データの置き換えの場合、ファイル名全体(拡張子を含む)をワークブック名として使用します。
FNameToSht シート名を(部分)ファイル名に変更する int 1 これにチェックが付いていると、ワークシート名にファイル名の一部を使います。
FNameToShtFrom 短縮開始位置 int 1 ブック名の開始位置
FNameToShtTo 短縮終了位置 int 0 ブック名の終了位置
FNameToBk ブック名を(部分)ファイル名に変更する int 1 これにチェックが付いていると、ワークブック名にファイル名の一部を使います。
FNameToBkFrom 短縮開始位置 int 1 ブック名の開始位置
FNameToBkTo 短縮終了位置 int 0 ブック名の終了位置
FNameToBkLnOnly ブックのロングネームのみを変更する int 0 これにチェックを付けると、ブックのロングネームのみ名前を変更します。
FPathToBk ブック名の変更時にファイルパスを含める int 0 ファイルパスをワークブック名に含めるかどうかを指定します。
FNameToBkComm ワークブックコメントにファイル名を追加 int 1 ワークブックコメントにファイル名を追加するかどうか指定します。
FNameToColComm 列コメントにファイル名を追加 int 1 ワークブックコメントにファイル名を追加するかどうか指定します。
FPathToComm ファイル名の追加の際にパスを含める int 1 これにチェックが付いていると、ワークブックのコメントとコメント行にインポートファイルパスが追加されます。
Note:

Origin8.6以降、マイナス値(-)がFNameToBkFromFNameToBkTo に追加されました。これは、ファイル名の最後の文字からカウントするためです。ワークブックの名前を変更する場合、ファイルの拡張子をトリミングするために使用できます。例えば、sample.wavという名前の音声データファイルをインポートする場合、以下のように拡張子「.wav」をトリミングする設定に指定する事ができます。

Options.Names.FNameToBkFrom:=1
Options.Names.FNameToBkTo:=-4

部分インポート[編集]

オプションツリー内の部分インポートブランチはどのように部分的にインポートするか指定します。

シンタックス:Options.partial.Treenode:= <value>

例:
//1~30番目のサンプルからファイルを部分インポート
Options.partial.Partial:=1
Options.partial.FirstSample:=1
Options.partial.LastSample:=30

ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
Partial 部分インポート int 0 0は部分インポートせず、1または2は部分インポートを有効にします。1は全てのファイルに部分インポートの設定を適用し、2は最初のファイル以外の全てのファイルに部分インポートを適用します。
SkipSamples Skip Points int 0 設定に応じていくつかのポイントをとばすことができます。This is only available when Partial is enabled(set to 1 or 2).
FirstSample 開始ポイント int 1 インポートするファイルの開始点を設定できます。Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。
LastSample 最終ポイント int 0 インポートするファイルの終了点を設定できます。Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。