OC-CodeBuilder
Origin Cは、ほぼ完全にANCI準拠のC言語の構文をサポートしており、内部クラスとDLL拡張クラスを含むC++のサブセットもサポートしています。さらに、Origin Cは、Originを認識しています。これは、ワークシートやグラフなどのOriginオブジェクトがOrigin Cにマッピングされているということです。これによりOrigin CでOriginのオブジェクトやプロパティを直接操作できます。
Origin Cの統合開発環境 (IDE)をコードビルダといいます。コードビルダは、Origin Cのプログラムを記述したり、コンパイルしたり、デバッグするための標準ツールを提供します。Origin C関数をコンパイルすれば、その関数をOriginやコードビルダワークスペースのさまざまな場所から呼び出すことができます。
コードビルダを開くには、Originの標準ツールバーの ボタンをクリックするか、キーボードのALT+4キーを押します。
必要なOriginのバージョン:Origin 9以降
このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。
void new_wks() { Worksheet wks; wks.Create("Origin"); // create a Worksheet window with template - Origin vector& vecX = wks.Columns(0).GetDataObject(); vector& vecY = wks.Columns(1).GetDataObject(); vecX.Data(1, 10, 1); vecY.Data(0.1, 1, 0.1); vector<string> vsLongName = { "Index", "Data" }; for (int nCol = 0; nCol < wks.GetNumCols(); ++nCol) { Column col (wks, nCol); col.SetLongName(vsLongName[nCol]); } }
このnew_wks関数は、Originテンプレートを使用したワークシートを作成します。増分1の1から10までのデータを1列目に入力し、増分0.1の0.1から1までのデータを1列目に入力します。これら2列のロングネームをIndex、Dataとします。
ミニチュートリアル:GetDataObjectとマークされた行に素早く移動するブックマークの使用サンプル
ブレークポイントを削除するには、対応する行についているブレークポイントアイコンをクリックします。または、ブレークポイントウィンドウで右クリックし、ブレークポイントを削除を選択します。
Run.LoadOC(%YOriginC\Tutorial.c); // %Y はユーザファイルフォルダ new_wks();
このコードにより、前のセクションで追加したTutorial.cファイルがロードされ、new_wks() 関数を実行します。