等高線カラーマップ
Originは、四角形、円形(極座標)、三角形(ターナリ)の等高線図をサポートしています。四角形の等高線図では、データを行列形式またはXYZのワークシート形式にすることができます。極座標等高線図はワークシート内の、R Z または R Z 形式の3列から作図できます。 三点等高線図はX・Y・Z・Z形式のデータから作図します。この2つ目のZは4つ目のパラメータを含んでおり、このパラメータはXYZ三点図内において高さの値を示しています。
等高線図を編集するため、数多くのオプションが利用できます。例えば、主副等高線レベルの設定、主レベルのみの等高線の設定、カラーパレットの適用、さらにカスタム境界の制御(ワークシートから直接作成した等高線の場合)などがあります。
このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。
カラースケールを変更したり、ラベルを追加するような、等高線のあらゆる要素をOriginでは簡単に編集できます。
Originは、中間的な行列を作成することなく、ワークシート内のXYZデータから直接等高線図を作成することができます。等高線の計算と描画には、ドローネー三角分割法が使われています。
カスタム境界は、XYZデータから直接作成した等高線図に適用することができ、同じワークシートの別の列に境界用のデータセットを用意します。この機能は、オブジェクトのアウトラインを定義する境界データがある時に役立ちます。例えば、エンジンの輪郭と等高線を使用してエンジンの温度を表示ようなことができます。
等高線図は次のようになります。
Origin 2018 SR0以前は、カスタム境界を適用すると境界マージンに不完全な色塗りが生成されることがありました。これはバージョン2018で改善されました。システム変数 @TCSMを使って、以前の不具合現象を修正することが可能です。