サイズと色をマッピングした3D散布図


サマリー

このチュートリアルでは、Zカラーマップ付き3D散布図をワークシートのXYZデータから作成し、散布図の各シンボルサイズを指定した列の大きさと同じ比率になるようにし、3つの面全てに投影図を表示する方法を紹介します。

3D Scatter with Colormap.png

学習する項目

このチュートリアルでは、以下の項目について解説します。

  • Zカラーマップ付き3D散布図を作成する
  • 指定した列に対応するようにシンボルサイズを設定する
  • 散布図を軸平面に投影する

ステップ

このチュートリアルは、チュートリアルデータプロジェクト(<Origin EXE Folder>\Samples\Tutorial Data.opj)と関連しています。
また、ラーニングセンターからこのグラフを呼び出すことができます。(ヘルプ: ラーニングセンター メニューを選択、または キーボードのF11 キーを押して、グラフサンプル:3D Symbol Bar and Wallを選択します)

  1. Tutorial Data.opjを開き、プロジェクト・エクスプローラ (PE)で3D Scatter with Colormap フォルダを開きます。
  2. ワークブックA3DScatterを選択して、C列を選択します。作図:3D:3D散布図とメニューから操作して3D散布図を作成します。
  3. OpenGLのバージョンが2.1より低い場合、グラフが正しく表示されない可能性があるという内容の以下のような確認メッセージがポップアップします。コンピュータで使用しているビデオカードのOpenGLのバージョンは確認メッセージに表示されます。OKをクリックして、ウィンドウを閉じます。
    Reminder Msg.png
    Note:OpenGLのバージョンが低い場合、スピードモードがオンになります。
  4. プロット上でダブルクリックして、作図の詳細(プロット属性)ダイアログを開きます。もし、左パネルが表示されていない場合、Plot Details Expansion.png ボタンをクリックしてダイアログを拡張します。左パネルでレイヤ1のノードを開き、その下にあるオリジナルレベルを選択します。このプロットは下データを有しています。このダイアログで3D散布図を編集します。
  5. 右側パネルでシンボルタブを開き、形状にします。エンジン排気量をシンボルの大きさで表わすには、サイズのドロップダウンでCol("Engine Displacement")を選択し、縮尺倍率0.005にします。ドロップダウンを使用せずに、直接、手で入力してください。は、ドロップダウンリストをクリックし、カラーチューザーのポイントタブでを選択します。ドロップダウンリストでカラーマップ:Col("Power") と選んでワークシートのZカラーマップを設定します。透過率25%に設定します。
    3D Scatter with Colormap dialog1.png
  6. カラーマップタブを選択します。レベルヘッダをクリックして、レベルの設定ダイアログを開きます。開始30にセットします。増分のラジオボタンを選択して値を15にします。副レベル数9にセットします。OKをクリックします。
    3D Scatter with Colormap dialog2.png
  7. 色塗りヘッダをクリックして、塗り方ダイアログを開きます。制限つき混合を選択します。デフォルトの最小値をクリックし、色設定パネルのカスタムセクション下のボックスをクリックして、ダイアログを開きます。ダイアログでは、右下のに最小値は74, 74, 255を設定します。同じように、最大値に255, 100, 255 を入力します。OKをクリックします。
    3D Scatter with Colormap dialog3.png
    3D Scatter with Colormap dialog3 1.png
  8. レベル列が<30の色塗り列をクリックして、塗り方ダイアログを開きます。塗り色なしに設定します。OKをクリックします。同じように、レベル列が>168の色塗りをなしにします。これで、指定した範囲外の場合は何も色がつかないようになります。
    3D Scatter with Colormap dialog4.png
  9. 次に、データの投影図を追加します。作図の詳細ダイアログの左側パネルでオリジナルの上の項目を選択し、完全に独立のラジオボタンを選択します。これにより、投影が有効になったときに、それぞれを独立して編集できるようになります。左側パネルで、XY投影ZX投影YZ投影のチェックを全て付け、3つ全ての面で投影図を表示するようにします。
  10. 投影図の色を編集するには、XY投影を選択してからシンボルタブを開き、のドロップダウンで指定色を選択してから12 オリーブに設定します。同じように、ZX投影YZ投影では、ぞれぞれ色を2 15 橙色に設定します。OKをクリックします。
    3D Scatter with Colormap dialog5.png
  11. グリッド線を取り除くには、X軸をダブルクリックしてダイアログを開きます。右側パネルでグリッド線タブを開いてから、Ctrlキーを押しながらX、Y、Zのアイコンを全てクリックして選択します。これで、3つの軸全てを同時に編集できます。主グリッド線の下にある表示のチェックを外し、全ての軸の主グリッド線を非表示にします。
    3D Scatter with Colormap dialog6.png
  12. では、軸のスケールを変更します。それぞれの軸のスケールタブで、次のように設定してください。X軸の場合、開始終了、主目盛の増分をそれぞれ、5, 30, 5に変更し、逆順のチェックをつけます。Y軸でも同様に開始終了、主目盛の増分を、5, 40,10に変更して逆順のチェックをつけ、Z軸では開始終了、主目盛の増分を、20, 180, 20に変更します。OKをクリックします。
  13. ウィンドウ全ての背景色を設定するには、作図の詳細ダイアログを再び開きます。左のパネルで、Layer1の上にあるGraphを選択します。表示指定タブを開きます。明るい灰色 に設定します。OKをクリックします。
    3D Scatter with Colormap dialog7.png
  14. デフォルトで作成された凡例オブジェクトを削除し、色スケールを変わりに作成します。
  15. 色スケール凡例を追加するにはグラフにオブジェクトを追加ツールバーにある色スケールの追加 Button Add Color Scale.pngボタンをクリックします。色スケールをダブルクリックし、色階調制御ダイアログを開きます。色スケールのフォーマットを、以下の図のように設定します。
    3D Scatter with Colormap dialog8a.png
    3D Scatter with Colormap dialog8.png
    3D Scatter with Colormap dialog8b.png
    3D Scatter with Colormap dialog8c.png
    3D Scatter with Colormap dialog8d.png
  16. ページレイヤを右クリックし、コンテキストメニューを開きます。レイヤタイトルの追加/変更を選択して、レイヤタイトルにとして表示されるテキストボックスに「Symbol Size proportional to Engine Displacement」と入力します。
  17. 下図のようなグラフになります。回転して他の角度も確認してください。
    3D Scatter with Colormap.png