値の設定を使って、分析テンプレートを作成する

Originで提供される多くの分析ツールは、再計算オプションを提供しており、新しいデータをインポートして既存のデータと置き換えたときなど元データが変わった時に結果を更新することができます。このような操作を含むワークブックはバッチ処理で繰り返し使用するために分析テンプレートとして保存できます。

列値の設定の機能は、カスタムスクリプトが必要な分析の場合に、このような分析テンプレートを作成するのに使用することもできます。

列値の設定の機能を使って分析テンプレートを作成するために以下のステップをお勧めします。

  1. 代表的なデータファイルをインポートするなどして、データシートをセットアップします。
  2. データシートまたは同じワークブックの新しいシートに列を追加します。
  3. 新しく追加した列から値の設定ダイアログを開きます。
  4. 実行前の処理スクリプトパネルに目的の分析スクリプトを入力します。スクリプトはXファンクションを呼び、データに複数の操作を実行できます。
  5. スクリプトでは、新しいデータで置き換えるデータシートの列またはセルを少なくとも1つ参照するようにします。データ列を指す範囲変数を定義し、スクリプト内でその範囲変数を使って、カスタム分析出力を計算することでこれを行うことができます。
  6. ダイアログボックスの再計算ドロップダウンリストで手動 または 自動のどちらかをセットし、OKを押します。
  7. ファイル:分析テンプレートとしてワークブックを保存... メニューを選び、分析テンプレートを保存します。

スクリプトを使ったこのようなテンプレートをセットアップするサンプルについては、Originのチュートリアル、列値の設定を使って分析テンプレートを作成する、を参照してください。列値の設定を使って分析テンプレートを作成する