ProjectEventsスクリプト

関数を定義して、操作を実行したり、Originプロジェクトを開いたり、閉じたり、保存するコマンドを実行することができます。 Originにはデフォルトで、ProjectEvents.ogs というファイルがOriginプロジェクトに添付されています。

このファイルのテンプレートはOriginに付属しており、EXEフォルダにあります。このテンプレートファイルは各新規プロジェクトに添付されています。ファイルは、コードビルダで開いて、左パネルのProject ノードを開き、見たり、編集することができます。

ProjectEvents.ogsのセクション

デフォルトで、ProjectEvents.ogs ファイルは、そのプロジェクトと結びついた3つの異なるイベントに対応する3つのセクションを含んでいます。

  1. AfterOpenDoc:このセクションは、プロジェクトを開いたら直ちに実行されます。
  2. BeforeCloseDoc:このセクションは、プロジェクトを閉じる前に実行されます。
  3. BeforeSaveDoc:このセクションは、プロジェクトを保存する前に実行します。

ProjectEvents.ogsを利用する

このファイルと内容を実行できるようにするため、ユーザはファイルを編集し、コードビルダで保存する必要があり、そして、プロジェクトを保存します。次回プロジェクトを開いたら、添付OGSファイルに含まれるスクリプトコードは、(事前定義のセクション名に従って)指定したイベントで実行されます。

例えば、ユーザがProjectEvents.ogsファイルの[AfterOpenDoc]セクションで新しい関数を定義して、コードビルダで保存し、Originのプロジェクトを保存すると、その関数は(グローバルで定義されていれば)プロジェクトが再度開いたときに利用できるようになります。 現在のセッションで利用可能な関数を実行するには、実行するセクションにカーソルを置き、デバッグメニューから、現在のセクションを実行を選択します。 そして、Originのスクリプトウィンドウで、list a コマンドを発行して、新しい関数が現れ、プロジェクト内で使用できることを確認します。

関数についての簡単なチュートリアルでは、LabTalkのデータセットベースの関数と一緒に使用すると、ProjectEvents.ogs の値を表示します。

このOGSファイルに自分のセクションを追加してカスタムルーチンを保存したり、プロジェクト固有のスクリプトコードを保存することができます。このようなセクションは、イベントドリブンではありませんが、LabTalkスクリプトを実行できる場所からアクセスすることができます。例えば、[MyScript]というセクションをこのファイルに追加すれば、スクリプトウィンドウから次のように実行して、そのセクションのコードはプロジェクトを開いた後に実行されます。

run.section(projectevents,myscript);

ProjectEvents.ogsスクリプトは、Originの外部のコマンドコンソールからOriginプロジェクトを開いて、実行することもできます。