変数をOrigin C関数に渡す/受け取る

どのような関数を呼び出す場合でも、その関数に変数を渡したり、関数が出力する変数を受け取る必要がある場合あります。 以下では、LabTalk変数をOrigin C関数に渡す構文および特徴をまとめています。

LabTalkからOrigin C関数を呼び出す構文

Origin C関数は次のような構文を使ってLabTalkから呼び出します。

// 複数のパラメータがある場合、カンマ(,)でパラメータを分ける
int iret = myfunc(par1, par2....); 
 
// 代入がなければ、括弧やカンマは不要
myfunc par1; 
 
// 次の関数は、値を返さず、パラメータもない。括弧は任意
myfunc;

LabTalkから渡すまたは受け取る変数のデータ型

次の表は、Origin C関数を呼び出すときのLabTalkから渡されるまたは受け取るOrigin C変数型の一覧です。

変数型 OC関数への引数 OC関数からの戻り
double
int
bool (真または偽) 不可。かわりに int を渡す。偽の場合0、真の場合他の整数。 不可。かわりに int を返す。偽の場合0、真の場合1。
string
int型、double型の配列
string array 可。参照渡しは不可。
DataRange 可。ただし、列レベルの範囲のみ。他の範囲は文字列で渡す 不可
Tree

Note:

  1. Origin C関数がLabTalk から呼び出せる引数の最大数は80です。
  2. LabTalk変数は、参照によってOrigin C数値関数に渡すことができます。