wcellcolor

概要

ワークシートセルの色を塗りつぶすかフォントの色にセット

コマンドラインでの使用法

1. wcellcolor 1[1]:2[3] color(red); //アクティブシートのcol(1) row(1)からcol(2) row(3)を赤に
2. wcellcolor 2 color(blue); // col(2)全体を青に
3. wcellcolor 3 color(red) type:=font; // col(3)全体のフォント色を赤に
4. wcellcolor i:=[Book1]Sheet1!col(B)[2] c:=color(127,255,127); //RGB指定で設定

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 irng

入力

Range

<active>
塗りつぶすセル範囲を指定します。
color

入力

int

0
色を指定します。0(黒)からのカラーインデックスです。スタイルツールバーの塗りつぶしの色ドロップダウンリストから色を選択することもできます。
種類 type

入力

int

fill
選択したセルの色を塗りつぶしの色にセットするか、選択したフォントの色をフォントの色にセットします。

オプションリスト:

  • fill:埋め色
セルを塗りつぶす色
  • font:フォントカラー
選択したフォントカラーに変更
元に戻す undo

入力

int

0
Origin 2024bで廃止されました。代わりにXFスイッチ「-u」を使用してください。

説明

この関数は、セルの色をセットして色で塗りつぶすか、選択した文字フォントをフォントの色にセットするのに使われます。

サンプル

  • サンプル-1
// いくつかの列にランダムデータを持つ新しいブックを作成
newbook;
newsheet cols:=6 xy:="Y";
loop(i,1,6){wcol(i)=normal(100)};
// 0.5以上の値を持つ全てのセルを選択し、色付け
wcellsel 1:end c:=ge v:=0.5;
wcellcolor c:=color(green);
wcellcolor c:=color(red) type:=1;
wcellsel; // セルの選択を解除して色を表示
  • サンプル-2
/*
この例では、スクリプトによって線形回帰を実行し、外れ値を検出し、これらのセルにラベルを付ける方法
サンプルデータ:exe_path\Samples\Curve Fitting\Outlier.dat
1.データをロードします。
2.xop メカニズムによる線形回帰を実行
3.標準化残差によって外れ値を特定
4.未加工のワークシートの外れ値のセルの色を赤に設定
*/
// サンプルデータをインポート
fname$ = system.path.program$ + "Samples\Curve Fitting\Outlier.dat";
newbook;
impASC;
// xopによる線形回帰実行
xop e:=init c:=FitLinear i:=lrGUI;
lrGUI.GUI.InputData.Range1.X$=Col(A);
lrGUI.GUI.InputData.Range1.Y$=Col(B);
// 標準化残差データを出力
lrGUI.GUI.ResAnalysis.Stad = 1;
// 準備された GUI ツリーを使用して線形フィットレポートを生成
type -mb 0;
xop e:=report i:=lrGUI; 
type -mb -1;
//フィット後に操作オブジェクトをクリーンアップ
xop e:=cleanup;
// 出力レポートツリーを取得
getresults tr Fitlinear1!;
range residual = FitLinearCurve1!col(5);
range rawdata = Outlier!Col(2);

// 残差 > 2.5*sigmaの場合生データのセルの色を赤に設定
for(ii = 1; ii <= tr.RegStats.C1.N; ii++)
{
	if( abs(residual[ii]) > 2.5) 
	{
		wcellcolor rawdata[ii] color:=2; 
	}
}

// ソースワークシートをアクティブにする
page.active = 1;