mdwt(Pro)

内容

メニュー情報

解析:信号処理:ウェーブレット:複数スケールDWT

概要

マルチレベル1Dウェーブレット分解

追加の情報

これはOrigin Proのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

 

1. mdwt ix:=2 level:=4;

2. mdwt ix:=2 type:=db2 level:=5;

 

変数

表示名 変数名 I/O

データ型
デフォルト値 説明
入力 ix

入力

vector

<active>

入力信号を指定します。

ウェーブレットの種類 type

入力

int

haar

ウェーブレットの種類のオプションリストを指定します。

  • haar:Haar
    Haarウェーブレット
  • db 2:DB2
    Daubechiesウェーブレット (N=4)
  • db 3:DB3
    Daubechiesウェーブレット (N=6)
  • db 4:DB4
    Daubechiesウェーブレット (N=8)
  • db 5:DB5
    Daubechiesウェーブレット (N=10)
  • db 6:DB6
    Daubechiesウェーブレット (N=12)
  • db 7:DB7
    Daubechiesウェーブレット (N=14)
  • db 8:DB8
    Daubechiesウェーブレット (N=16)
  • db 9:DB9
    Daubechiesウェーブレット (N=18)
  • db 10:DB10
    Daubechiesウェーブレット (N=20)
  • b11:Bior1.1
    双直交ウェーブレット (Nr=1, Nd=1)
  • b13:Bior1.3
    双直交ウェーブレット (Nr=1, Nd=3)
  • b15:Bior1.5
    双直交ウェーブレット (Nr=1, Nd=5)
  • b22:Bior2.2
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=2)
  • b24:Bior2.4
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=4)
  • b26:Bior2.6
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=6)
  • b28:Bior2.8
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=8)
  • b31:Bior3.1
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=1)
  • b33:Bior3.3
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=3)
  • b35:Bior3.5
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=5)
  • b37:Bior3.7
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=7)
拡張モード ext

入力

int

周期的

ウェーブレット変換で使用する終端の拡張処理の種類を選択します

オプションリスト

  • periodic:周期的
    入力信号を周期的と見なします。
  • pad0:Zero -padded
    入力範囲の外側のデータポイントを0と見なします。
分解レベル level

入力

int

1

詳細係数がしきい値となるレベルの数を指定します。大きなレベルではより多くのノイズが除去されます;しかし残念ながら有用な信号が歪む確率が、小さなレベルの時と比較して上がります。

複数係数データ rd

出力

ReportData

[<入力>]<新規>

異なるレベルの近似係数と詳細係数のための出力ワークシートを指定します。

 

サンプル

1.アクティブワークシートの列2のデータで4レベルのウェーブレット分解を実行するには、コマンドウィンドウに次のように入力します。

mdwt ix:=2 level:=4;

2.ウェーブレットの種類を指定するには種類の変数を指定します。例えば、Daubechiesウェーブレット(N=2)を使用して列2のデータに5レベルのウェーブレット分解を実行したい場合は、コマンドウィンドウに次のように入力します。

mdwt ix:=2 type:=db2 level:=5;

他のサンプルについては、XFスクリプトダイアログ(F11を押す)をご覧下さい。

詳細な情報

詳細は、ユーザガイドをご覧下さい。

 

関連のXファンクション

dwt, idwt, wtsmooth