levelcrossing

内容

  1. 1 概要
  2. 2 追加の情報
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル

概要

指定したレベルと交差するX座標を取得します。

追加の情報

必要なOriginのバージョン:8.1 SR0, updated in 8.6

コマンドラインでの使用法

  1. levelcrossing iy:=col(2) level:=2;
  2. levelcrossing iy:=col(2) level:=500 direction:=<new> xindex:=<new> type:=left pts:=2;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 iy

入力

XYRange

<active>

入力データセットを指定します。
交差レベル level

入力

double

0

レベルとしてY値を指定します。そして、Xファンクションがこのレベルを交差するポイントを検出します。

 

ncrossing

出力

int

<新規>

交差ポイントの出力数を指定します。この変数は、ダイアログボックスに表示されません。しかし、この変数の値は、このXファンクションを実行した後、コマンドウィンドウでlevelcrossing.ncrossing=;と実行することで変数の値を取得できます。
交差ポイントのX値 oy

出力

vector

<新規>

交差ポイントのX値の出力を指定し、X列として設定します。
方向 direction

出力

vector

<新規>

交差のの方向の出力を指定します。1は上方向、-1は下方向、0は差が0、Y列として設定します。
Xインデックス xindex

出力

vector

<新規>

交差ポイントのX値の出力を指定し、ラベル列として設定します。
Y交差値 yval

出力

vector

<新規>

Y列として設定している入力レベルの交差値と同じであるY値の出力を指定します。
最も近いタイプ type

入力

int

0

交差ポイントが補間され元のデータではないとき、交差ポイントのXインデックスを出力する方法を指定します。

オプションリスト:

  • any:Any
    交差ポイントに最も近いポイントのインデックスが出力されます。
  • Left:Left
    交差ポイントの左側へのポイントのインデックスが出力されます。
  • Right:Right
    交差ポイントの右側へのポイントのインデックスが出力されます。
ポイント間 pts

入力

int

1

この変数は、対の交差ポイントのレベルの出力を制御するのに使われます。対のポイントの距離(インデックス)は、指定した期間より小さくてはなりません。または両方のポイントが無視されます。整数のみが受け入れられます。

説明

このXファンクションは、入力曲線は指定したレベルと交差する位置(X値)を見つけます。例えば、レベルを0とセットすると、0での交差ポイント(曲線が0を通る)が出力されます。0での交差ポイントは、いくつかの特別な曲線では意味があります。X値、Xインデックス、交差の方向、Y交差値を含む出力は選択可能です。また、期間はノイズを取り除くために指定できます。

位置を取得するために線形補間が行われます。

サンプル

次の例では、500で交差する曲線の位置を探します。

Image:levelcrossing_1.png
  1. インポートウィザードを使って、データ <Origin Installation Directory>\Samples\graphing\waterfall.dat を空のワークシートにインポートします。
  2. col(B)を選択し、コマンドウィンドウにlevelcrossing -d;と入力し、levelcrossing ダイアログを開きます。
  3. 交差レベル500 と入力します。次の図のように設定を変更します。
  4. OK ボタンをクリックすると、4つの新しい列がワークシートに追加され、500レベルに対応するX座標、交差の方向XインデックスとY交差値がそこに出力されます。
    Image:Levelcrossing_3.png
  5. コマンドウィンドウに levelcrossing.ncrossing=; を実行し、交差ポイントの数が次のように表示されます。
LEVELCROSSING.NCROSSING=8