imgPalette

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

イメージパレット

概要

画像にパレットを適用します

コマンドラインでの使用法

1. imgPalette palfile:=system.path.program$+"Palettes\green.pal";

2. imgPalette palfile:=system.path.program$+"Palettes\rainbow.pal" oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する原画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

パレットファイル palfile

入力

string

"grayscale"

使用するパレットファイルを指定します。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

説明

imgPalette 関数は、8ビットグレースケール画像にパレットを適用します。これは、実際には、グレースケール画像に擬似的な色を適用し、パレットファイルが擬似カラーのルックアップテーブルとして使われています。

このXファンクションは8ビットグレースケール画像に対してのみ動作します。処理される画像がこの条件に合っていない場合、最初に画像を8ビットグレースケールに変換します。Originで、imgC2gray Xファンクションを使って変換を実行します。

Origin8のプログラムフォルダのPalettesサブフォルダにいくつか組込みのパレットファイルが保存されています。

サンプル

このサンプルでは、 imgPalette 関数を使って、グレースケール画像に擬似的な色を適用します。

  1. 8ビットグレースケール画像をアクティブにして、「イメージ:変換:イメージパレット」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更し(パレットファイルが別のフォルダにある場合、参照ボタンをクリックして、適切なパスとファイル名を選択して下さい。) 、そしてOKボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    新しい画像が作成されます。それがカラー画像であることが分かります。

Image:imgPalette_help_English_files_image004.jpg

Image:imgPalette_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


他のサンプルについては、XFスクリプトダイアログ(F11を押す)をご覧下さい。

アルゴリズム

元の画像のグレーレベルは、パレットファイルに従って異なる色にマッピングされます。

参考文献

Kenneth R.Castleman.1996.Digital Image Processing.Prentice Hall, Upper Saddle River, NJ, USA.

関連のXファンクション

imgC2gray