envelope(Pro)

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 詳細な情報

メニュー情報

解析:信号処理:包絡線

概要

データの包絡線を取得します。

追加の情報

必要なOriginのバージョン: Origin 8.1 SR0以降

これはOrigin Proのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

  1. envelope iy:=col(b) type:=2;
  2. envelope iy:=col(b) type:=0 npts:=5;

変数

表示名 変数名 I/Oとタイプ デフォルト値 説明
入力 iy

入力

XYRange

<active>

入力データ範囲を指定します。

包絡線の種類 type

入力

int

上側包絡線

見つける包絡線の種類を指定します。オプションリスト

  • upper:上側包絡線
    上側の包絡線のみ見つけます。
  • lower:下側包絡線
    下側の包絡線のみ見つけます。
  • both:両方
    上下両方の包絡線を見つけます。
スムーズポイント数 npts

入力

int

2

包絡線の検出中にスムージングが実行されます。この変数は、スムージングの程度を制御します。この値が大きければ大きいほど、包絡線が滑らかになります。詳細については、アルゴリスムをご覧下さい。

出力 rd

出力

ReportData

[<入力>]<入力>

出力範囲を指定します。

説明

包絡線は、元のデータを包み込む曲線です。元のデータセットの各ピークの接線です。

このXファンクションは、局所最大法と3次スプライン補間を適用することで、元データに対して、上側、下側、両方の包絡線を取得します。

サンプル

  1. 次の例は、インポートした信号データで上下両方の包絡線を検出します。
    1. ファイル \Samples\Signal Processing\Sine Signal with High Frequency Noise.datをインポートします。
    2. ワークシートの列を選択し、メニューから「作図:線図:折れ線」を選択し、折れ線グラフを作成します。
    3. メニューから「解析:信号処理:包絡線」を選び、Xファンクションのダイアログを開きます。
    4. 包絡線の種類ドロップダウンリストで、両方を選択します。スムージングポイントを1にセットします。
    5. OKをクリックして実行します。包絡線がグラフに表示されます。次のような結果が出力されます。
      Envelopes.png
  2. 次のスクリプトは、ダイアログを開かずに、包絡線を検出します。
//新しいブックに目的のデータをインポート
filename$ = system.path.program$+"Samples\Signal Processing\Gaussian Envelope.dat";
newbook;
impASC filename$;
envelope iy:=col(b) type:=both;//上側と下側の包括線データを入手する

詳細な情報

詳細は、ユーザガイドをご覧下さい。