正負のYスケールの積み上げ棒グラフ



サマリー

負の棒のための広いYスケール範囲をもつグラフを作成するために、ギャップのない軸破断を追加する方法を説明します。

Axis Different Scale 01.png

必要なOriginのバージョン: Origin 2015 SR0以降

学習する項目

このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。

  • エラーバーとともに積み上げ棒グラフを作成する
  • ギャップなしの軸破断を有効にする
  • 一つの軸をいくつかのセグメントに分け、それぞれのスケールを設定する

ギャップなしの軸破断を追加

  1. ヘルプ: ラーニングセンター メニューを選択、または キーボードのF11 キーを押して、ラーニングセンターを開きます。グラフサンプルタブを選択し、カテゴリーのドロップダウンリストから縦棒及び横棒グラフを選択します。下のグラフサンプルから「Column and Bar Charts - Zero Length Break to Change Axis Scale」をダブルクリックしてサンプルを開きます。
    Xis Different Scale 00.png
    Note:このチュートリアルは、チュートリアルデータプロジェクト<Origin EXE フォルダ>\Samples\TutorialData.opjuCustom Axis Scale to Show Different Scale フォルダと関連しています。
  2. ワークブック「Temperature & Exothermic Energy」をアクティブにし、全ての列を選択して、作図:棒、円、面積:積み上げ縦棒と選択して、エラーバー付きの縦棒グラフを作図します。
    Axis Different Scale MakePlot.png
  3. この負の値と比較して正のデータの絶対値は小さすぎるため、グラフ内には正の値が表示されていません。
  4. そのため、Y = 0で軸破断を追加し、それらの2つのセグメントに対して異なる軸スケールを使用します。Y 軸をダブルクリックしてダイアログを開きY 軸(垂直アイコン)のスケールの開始を-180000、終了を80に設定します。
    Axis Different Scale Y scale.png
  5. 垂直アイコンがアクティブな状態で軸破断ページを開き、軸破断の数を1にします。記号が表示されないように、軸破断記号の長さを0に設定します。軸破断開始軸破断終了0に設定します。これで一度軸が分断しますが隙間は表示されなくなります。自動位置のチェックを外し、位置のセルに50と入力します。
    Axis Different Scale add break.png
  6. 詳細ボタンをクリックして軸破断後の範囲のスケールを設定します。
    Axis Different Scale break1.png
  7. 適用をクリックして、更新されたグラフを見ると、Y=0の上と下の範囲で軸スケールが異なり、正の値のグラフが表示されたことがわかります。
    Axis Different Scale after add brk.png

グラフの編集

以下の編集操作により、サマリーで表示されている画像のグラフと同じようにグラフを編集します。

  1. Xスケールを-2から20に設定し、主目盛の増分を2に設定します。
  2. グリッド線タブで垂直アイコンと水平アイコンの両方を選択します(Ctrlキーを押しながらクリックで選択できます)。追加の線グループの反対にチェックを入れます。
    Axis Different Scale add y 0.png
  3. OKボタンをクリックしてこのダイアログを閉じます。
  4. 正と負の棒の色を明るい灰色と灰色に変更するために、棒をクリックしてミニツールバーで単一タブPopup Single Tab.pngに移動し、塗色ボタンPopup Symbol Fill Color.pngをクリックし、カラーチューザーで正の棒を灰色に設定します。
    Axis Different Scale 05.png
    負の棒をクリックして上記のように色を明るい灰色に変更します。
  5. 凡例を編集するために、凡例オブジェクトをクリックしてミニツールバーで水平に配置ボタンPopup Arrange in Horizontal.pngをクリックして同じ行に2つの凡例を並べます。
    Axis Different Scale 06.png
    そうすると最終的なグラフが完成します。