ワークシートで定義したパラメータで関数をプロットする


サマリー

Originは関数をプロットできます。 また、ワークシートで定義したパラメータで関数をプロットすることもできます。 ワークシートにあるパラメータの変更に伴って、関数グラフを自動的に更新できます。

Plot Functions with Parameters-6.png

学習する項目

このチュートリアルでは、以下の項目について解説します。

  • 値の設定ダイアログでワークシートから変数を定義する
  • パラメータと一緒に関数をプロットする
  • パラメータの変更時に自動的にグラフを更新する

ステップ

この関数を例に解説をします。 y=p0+p1*x+p2*x^2

  1. 3つのパラメータ p0, p1, p2 が次の図のように、それぞれ列A、列B、列Cに保存されているものとします。
    Plot Functions with Parameters-1.png
  2. 標準ツールバーの列の追加ボタン Button Add New Columns.pngをクリックして、新しい列を追加します。
    Plot Functions with Parameters-2.png
  3. D列を選択してから、列:列値の設定を選択します。 再計算ドロップダウンリストから自動を選択します。 以下のスクリプト実行前の処理スクリプト編集ボックスに入力します。OKボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
    Plot Functions with Parameters-3.png
    列Dの右上角に、再計算モードが自動であることを示す緑色の錠前アイコンIcon Recalculate Auto.pngが表示されます。
    Plot Functions with Parameters-4.png
  4. 作図:関数プロット:2Dグラフ作成を選択し、2D関数グラフの作成ダイアログを開きます。
  5. ダイアログで以下のようにオプションを設定し、OKボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
    Plot Functions with Parameters-5.png
    すると、このような関数グラフが作図されます。
    Plot Functions with Parameters-6.png
  6. 関数グラフはワークシートの最初の行を変更すると、自動的に更新されます。列2の最初の行の値を2から5に変更します。当該セル以外の場所をクリックして変更を終了します。
    Plot Functions with Parameters-7.png
    関数グラフが更新され、この変更が反映されます。
    Plot Functions with Parameters-8.png

スクリプト

こちらは、値の設定ダイアログの実行前の処理スクリプトに入力するスクリプトです。

p0=col(1)[1];  //p0に対する列A
         p1=col(2)[1];  //p1に対する列B
         p2=col(3)[1];  //p2に対する列C

作図の詳細ダイアログボックスのF1(x)編集ボックスの関数は次のように定義されます。

p0+p1*x+p2*x^2