データコネクタは、Originワークシート/行列と、PCまたはローカルネットワーク上のデータファイルの接続を構築します。一般的なファイルが多くサポートされています。
コネクタとインポート機能の違いについては、FAQ-1020 コネクタとインポート機能の違いはなんですか?を参照してください。
新規追加メニューで新しいコネクタタイプを追加するには、 追加のファイルタイプ用のコネクタが、データ: ファイルに接続メニューの一番下のメニューアイテム新規追加を選択して追加できます。これにより、アプリセンターが開き、未インストールのコネクタアプリのみ表示します。Download and Installアイコンをクリックして、コネクタアプリをPCにインストールします。 あるいは、OriginLab社WebサイトのOriginファイル交換の場を開き、リストからコネクタを選択します。アプリページで、Download Fileボタンをクリックし、ダウンロードが完了したらOriginワークシートにファイルをドラッグします。アプリのドキュメントは、アプリページの説明セクションを確認してください。 ファイルに接続メニューをカスタマイズするには、 データ:ファイルに接続:カスタマイズ...を選択すると、データ:ファイルに接続メニューをカスタマイズできます。 インストールされているすべてのデータコネクタがここに一覧表示されます。またチェックボックスを使用して、データ:ファイルに接続メニューに表示するコネクタを決定できます。 |
ブックにデータコネクタを追加してデータをインポートする方法
インポートオプションを構築する、コネクタのダイアログボックスが開きます。
テキスト/CSVコネクタはCSV、TXT、ASCなどのテキストファイルをインポートするために使用します。
CSVインポートオプション | メインヘッダ行がある場合のCSVインポートオプション |
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インポート後に実行するLabTalkスクリプト はヘッダ行でなくデータセル () から変数を抽出するために使用できます。次のセクションのサンプルを参照してください。 |
データセルから情報を抽出して、ワークシート変数に保存するには、インポート後に実行するLabTalkスクリプトダイアログを使用します。
以下のサンプルでは、最初の列に実験日が入力されており、それをユーザー定義変数として抽出します。以下のインポート後に実行するLabTalkスクリプトを実行してシートレベルの文字列変数 "MDate" を追加し最初のセル値を割り当てます。
page.info.add(user); page.info.user.addsection(variables); string str1=left(col(A)[1]$, 10)$; page.info.user.variables.addstring(MDate, "%(str1$)"); del col(A);
インポート後、ワークブックオーガナイザでこの変数"MDate"を確認できます。
ファイルにデータと非データが混在している場合、データブロックを表す文字を定義できます。
CSVコネクタのファイル拡張子の設定を編集できます。これは、コネクタを開いたときにファイルブラウザのファイルの種類ドロップダウンリストに表示されます。
ファイル拡張子の編集方法
[DCFileGroup] CSV Connector=*.*
Excelコネクタの情報は、Excelからのインポートを参照してください。
データコネクタブラウザが開きます。
上部パネルでインポートファイルの構造をロードします。
ヒント
データコネクタブラウザが開きます。
上部のパネルには、インポートファイル内のすべての変数がツリーとして一覧表示されます。各変数の右側には、各変数をインポートできる場所を示す列があります。オプションには、ワークシート、行列シート、またはその両方があります。
HDFコネクタは、ローカルまたはWeb上のHDF5 (.h5, .he5, .hdf5) 、MATLABのバージョン7.3のmatファイルをインポートする際に使用できます。詳細については、OriginLabのファイルの交換の場のページを参照してください。
ファイルへの接続を開始すると、データコネクタブラウザが開き、ファイル内のすべての変数がツリーとして一覧表示されます。各変数の右側には、各変数をインポートできる場所を示す列があります。次の図に示すように、オプションにはワークシート、行列シート、またはその両方が含まれます。
ファイル内の任意のノードに直接接続できます。ワークシートがアクティブで変数に行列マークがついている場合、ノードを行列ブックにインポートするか聞かれます。ただし、行列データをワークブックにインポートするように選択すると、Originは自動的にアクティブワークブック内の行列シートとしてノードを追加します。
ファイルの階層に接続すると、データナビゲータが開き、個々のノードに選択的に接続できます。前述のように、データがアクティブなシートと互換性がある場合、それらはシートにインポートされます。別のシートタイプが必要な場合は、アクティブなブックに追加されます。
wbk.dc.add("HDF", 1);
OriginのTDMSコネクタを使用して、.tdmおよび.tdmsファイルからデータをインポートできます。
TDMSファイルをインポートする方法
(ブラウザの上部にあるTDMSを選択して)すべてのノードをインポートする場合、各チャネルはchannelという名前の個別のシートにインポートされます。メタデータは各列に追加されます(ロングネーム、単位、node_source_attributes というラベルの付いたユーザーパラメーター行など)。シートにはchannelという名前が付けられ、ファイル名はブックのロングネームに設定されます。すべてのグループを同じワークシートにインポートするを選択した場合、属性は列ラベル行領域に保存されますが、シート名は変更されません。
関連のあるトピック
OriginのN42 Connectorは、さまざまな放射線機器によって生成されたデータをインポートするために使用されます。
N42ファイルをインポートするには
NetCDFファイルは、変数の配列を保存するための自己記述型のスケーラブルな形式です。科学データを交換するための柔軟な形式として設計されており、地理学の研究に容易に適応でき、大気および気候科学で広く使用されています。バージョン2021b以降、OriginのNetCDFコネクタは、地理ベースの調査で使用されるデータセットタイプを処理できるように改善されました。
部分インポート(日付範囲の指定、読み取り/スキップまたは平均化)、経度変換、緯度の反転、緯度と経度によるサブ領域の指定、インポート時に行列値を変換するオプションなどに加えて、以下のような役立つ機能があります。
地図データを操作するときは、イメージプロットをアクティブにし、挿入メニューを使って、米国本土または世界地図の境界を挿入できます。 |
ローカルの.ncファイルをインポートする
URLを指定してWeb上の.ncファイルをインポートする
データコネクターブラウザ
インポートが完了すると、コネクタアイコンをクリックしてオプションを選ぶことでインポートオプションを変更できます。 |
詳細は、ファイルの交換ページのShapefile Connectorのページを参照してください。
シェープファイルの多角形の塗りつぶしについては、曲線以下の塗りつぶし > 方向により形状を塗りつぶし を参照してください。 |
OriginコネクタはOriginプロジェクトファイル(opj(u))もしくはワークブック(ogw(u))からデータをインポートします。これにより、Originファイルをデータリポジトリとして使用できます。
プロジェクトファイルであろうと複数ページのワークブックであろうと、Originファイル内のデータに接続すると、データコネクタブラウザが開きます。ここでは、インポートするデータを選択的に指定できます。ワークブックにコネクタを追加したら、データナビゲータの列を右クリックし、シートの追加と接続を選択することで、必要に応じて他のワークシートをインポートできます。
Origin 2020から、OriginコネクタはSQLのようなクエリ言語を使用してOriginファイルから目的のデータを検索と目的のデータの抽出することが可能です。
データコネクタブラウザが開きます。
上部パネルにWebページ上の全ての表がロードされます。目的の表を選択して下向き矢印をクリックし、下部パネルに追加します。OKをクリックして、インポートします。
このメニューを使用して、同じファイルのタイプと構造である複数のファイルに接続します。
このオプションを使用すると、インポートウィザードで作成したインポートフィルタファイル(*.OIF)からデータコネクタを使用できます。
単一ファイルに接続する場合
複数ファイルに接続する場合
このオプションを選択すると、files2dcダイアログボックスにダイアログを開くチェックボックスがありません。その代わりに、インポートフィルタダイアログが開き、インポートフィルタファイルを参照して選択できます。
シートを新たに作って読み込み:
インポートウィザードと同様に、インポートフィルタコネクタは、数値フィールドで非数値データが見つかった場合の新しいシートの開始をサポートします。
Note:
Import Filter Connectorのファイル拡張子設定をカスタマイズするには、アプリギャラリーでこのコネクタアイコンを右クリックし、ファイル拡張子の編集メニューを選択します。詳細は、CSVコネクタのこのセクションを参照してください。 |
複数ファイルに接続する別の方法をご紹介します。ただし、これは単純な複数ファイルをインポートするメカニズムとはかなり異なります。「クローン作成」の真の価値は、同じタイプと構造を持つ後続のファイルで、プロトタイプとなるファイルに対して実行されたグラフ化および分析操作をすばやく繰り返すことにあります。一度プロトタイプを作成すると、クローン作成は簡単です。
詳細については、チュートリアル「アクティブなワークブックからクローン複製されたワークブックに複数のファイルをインポート」を参照してください。
複数のファイルに接続するこの方法は、バージョン2021以降のText/CSVでのみサポートされています。ファイルは1つずつ追加する必要があり、現在のワークシートに行を追加することでインポートされます。
wks.dc.flags=256