FAQ-1020 データへの「接続」とデータの「インポート」の違いは何ですか?
Data-Connector-Difference-Import-From-File
Last Update: 4/12/2021
接続、データコネクタはOrigin 2019bで導入された新しいインポートのフレームワークです。どちらもワークブックにデータをインポートしますが、新しい「接続」フレームワークでは多くの改善が行われており、また将来のバージョンでも改善され続けるため、こちらの使用をお勧めします。一方、従来のインポートコードは改善の予定はありません。
ユーザーの観点から見ると、「接続」と従来のインポートの主な違いは次のとおりです。
- コネクタはインポートされたデータをロックします。これによりインポートされたデータが意図せず変更されることを防ぎます。バージョン2021b以降では、データコネクタアイコンをクリックし、インポートしたデータのロック解除 をクリックして、データの編集を有効にすることができます。また、システム変数@IPDCを使用して、データのロックを制御することもできます。
- コネクタはファイルやクラウドからの元データへの接続を維持します。
- コネクタを使用してインポートされたデータはOriginプロジェクト内に保存されないため、プロジェクトファイルのサイズが小さくなります。バージョン 2019bではこれがデフォルトでした。バージョン2020では、ファイルサイズが500kBよりも小さい場合はプロジェクトファイルに保存されますが、LabTalkシステム変数@DNSおよび@FSEを使用してデフォルトの動作を制御できます。いずれの場合でも、データコネクタアイコンをクリックし、保存時にインポートデータを除外のチェックを外すことで、インポートしたデータを保存できます。
- テキストファイルの場合、CSVコネクタを使用できます。これにより、ほとんどのASCIIテキストファイルではファイル構造を指定する必要がなく、プロセスは完全に自動化されるため、利便性が大幅に向上します。これを、ファイル構造の詳細や日時形式などを指定する必要があるインポートダイアログと比較し、今後の使用のために設定をテーマとして保存します。
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