次のいずれかの操作を行うと、インポートウィザードが起動します。
ASCIIおよび バイナリファイルに対して、インポートウィザードの各ウィザードページを通じて、インポートオプションを設定することができます。 そして、Originはこれらのオプションを使って、ファイルをOriginのワークブックウィンドウに読み込むことができます。 今後使用するために、インポート設定を「フィルタ」 に保存できます。
インポートしようとしているファイルが、ASCIIまたはバイナリに分類できない場合、 PythonまたはOrigin C関数の形でインポートコードを記述することができます。
Webやサポートされてないサードパーティ製のアプリケーションをクリップボード経由でインポートするときにも、「データ:ファイルからインポート:インポートウィザード」 または「標準」ツールバーの「インポートウィザード」ボタンをクリックして直接インポートウィザードを開きます。 クリップボードデータは、インポートする前にデータの構造を調べるための一連のページとそこで提供されるさまざまなオプションとプレビューを使って、ASCIIファイルをインポートするのと同じ方法でウィザードを使用できます。
インポートウィザードは、次のようにOriginウィンドウへのファイルインポートをサポートしています:
データ型 | インポート可能なウィンドウ* | ワークシートデータの貼り付け |
---|---|---|
ASCII | ワークブック | 可 |
バイナリ | ワークブック | 不可 |
ユーザ定義 | ワークブック、行列ブック、ユーザ指定 | 可 |
*アクティブグラフウィンドウへの同時プロット; 下記参照
いくつかのウィザードオプションは、インポート先のウィンドウの種類によって異なります。 オプションやページがインポート先のウィンドウで利用できない場合、そのオプションやウィザードページは表示されません。
ユーザ定義ファイルでインポート先のウィンドウを指定するとき、「なし」というオプションを利用でき、この場合、ウィザードはウィンドウを作成しません。 「ユーザ定義」 オプションは、データインポートを行うOrigin CまたはPythonコードが必要なので、同じコードでウィンドウ作成も行う必要があります。 このオプションはデータインポートに関して自由に行うことができるので、例えば、データを区切ったり、ファイルをいくつかに分割して、それぞれ別のウィンドウに入力するようなこともできます。
詳細は、以下のトピックを参照してください。
すべてのウィザードの設定は後で利用するために保存することができます。 データインポート設定は2つの方法で保存することができます:
詳細は、以下のトピックを参照してください。
ウィザードは、共通のファイルタイプと構造を持つ複数ファイルのインポートをサポートしています。 インポートフィルタを使わずに、複数ファイルをインポートするとき、1つの代表的なファイルを使って、必要なファイルの構造情報を設定します(インポートウィザードの「ソース」ページ)。 複数ファイルをインポートするとき、インポートする各ファイルに対してインポート先を、新しいワークブック、新しいワークシート、新しい列、新しい行のいずれかに指定することができます。
一度、ウィザードを使って、ファイル構造とデータの取り扱い方法を設定したら、その設定をOriginインポートフィルタファイル(.OIF) またはアクティブなウィンドウに保存することができます。 これにより、ファイルの取り扱い方法を再度指定しなくても、今後似たような構造のファイルをインポートすることができます。アクティブなウィンドウに設定を保存する場合、設定を作成したときにアクティブだったブックだけにフィルタの情報が含まれているので、このブックをテンプレートとして保存します。
ASCIIインポートで直接データプロットを作成する方法は2つあります:
詳細は、以下のトピックを参照してください。