プロット要素を編集する


「作図の詳細」ダイアログボックスのページレベルやレイヤレベルとは違い、プロットレベルの編集項目はプロットタイプやグループ化されたデータセットにより異なります。このページでは、プロットレベルでの一般的な設定について説明します。


多くのプロットで共通した設定項目についてはこちらを参照してください。

目次

  1. 1 データプロットの選択と編集
  2. 2 グループ化したデータセットを編集する
  3. 3 グラフの種類を素早く切り替える
  4. 4 独立データポイントの編集
    1. 4.1 アップグレードユーザ向け情報
  5. 5 シングルラベルを編集する
  6. 6 データプロットをポイント毎に編集する

データプロットの選択と編集

グラフウィンドウで・・・

  1. プロットを一度 クリックして選択します。
  2. CTRLキーを押しながら、個別のデータポイントをクリックして選択します。
  3. プロットグループを選択するには、SHIFTキーを押しながらプロットをクリックします。

以前のバージョンでのプロット選択操作から変更されています。Origin 2020より前のバージョンでは、独立(非グループ化)プロットにおいて、プロット上で一度クリックするとプロット全体を選択できます。ゆっくりと2回クリックすると、個別のポイントを選択できます。従属(グループ化)プロットの場合は、プロット上で一度クリックするとグループを選択できます。ゆっくりと2回クリックすると、個別のプロットを選択できます。ゆっくりと3回クリックすると、個別のポイントを選択できます。2020より前のバージョンの動作に戻すには、システム変数 @GSM=0に設定します。


オブジェクトマネージャで・・・

  1. プロットアイコンをクリックします。同時に、グラフウィンドウでプロットが選択され、ワー​​クシートではデータが選択されます(逆に、グラフウィンドウでプロットを選択すると、オブジェクトマネージャで対応するプロットアイコンが選択され、ワー​​クシートでデータが選択されます)。
Plot selection object manager.png


選択項目の編集

グループ化したデータプロットの編集

データプロットがレイヤ内でグループ化している場合、Originはデフォルトで各データプロットの表示プロパティを自動設定します。しかし、作図の詳細ダイアログを使ってグループ化データプロットは自由に編集できます(グループ化データプロットの一部はスタイルツールバーのカラーリストで編集することもできます)。

General Tips for Customizing Plots-4.png

詳細は、Originヘルプの『作図の詳細「グループ」タブでの制御』をご覧下さい。

グラフの種類を素早く切り替える

いくつかの共通形式プロットのタイプに、プロットを素早く切り替えることが出来ます。

作図の詳細とショートカットメニューには、グラフ種類を素早く切り替えできるもののみ表示されます。ツールバーボタンを使ってグラフの種類を切り替える場合、対応していないグラフ対応を選択する「注目」ダイアログボックスが開きます。

独立データポイントの編集

散布図や棒グラフのようなグラフは、ある1つのデータポイントだけの表示属性を変更することができます。

Customize single point.png

特別なポイントを作成

特別なポイントを編集するには、いくつかの方法があります。


作図の詳細で特別なポイントを編集

PD customize single point.png

プロットの最初または最後に特別なポイントを追加することは、たとえば多くのデータポイントの折れ線グラフのように、必ずしも簡単ではありません。しかしながら、簡単で間違いのないテクニックがあります。

  1. プロット上の任意の場所で特別なポイントを選択し、ダブルクリックして作図の詳細を開きます。
  2. 作図の詳細の左側のパネルで、ポイントインデックス番号を1回クリックし、インデックス番号が編集可能になるまで待ちます。
    Special point begin end.png
  3. プロットの最初のポイントに特別なポイントを追加するには、開始と入力します。 最後のポイントに追加するには、終了と入力します。最初または最後のポイントのインデックス番号がわかっている場合は、代わりにそれを入力できます。
  4. 編集ボックスの外側をクリックします。必要に応じて、その他の特別なポイントのカスタマイズを行うには、適用をクリックするか、OKをクリックして、作図の詳細を閉じます。プロットの最初または最後に特別なポイントが追加されます。

プロットから特別なポイントを削除

特別なポイントのプロパティを削除して、元のデータプロットの表示に戻すには、

General Tips for Customizing Plots-3.png

アップグレードユーザ向け情報

最近のバージョンのアップグレードユーザーは、単一ポイントをカスタマイズするための作図の詳細のデフォルト設定に若干の違いがあります。

FAQ191 Single Point Cust compareVer.png


データポイントを1つだけ編集する

シングルラベルを編集する

PD custom indiviual label.png

カスタムラベルの位置を変更するには、マウスでドラッグします。

データプロットをポイント毎に編集する

上述の通り、単独のポイントまたはラベルを編集できるほか、 編集用データセットを使用してデータポイントのプロパティを体系的に変更することもできます。つまり、ワークシート列の値を使用して、シンボルの色、形やスタイル(塗りつぶし、空白など)を設定可能です。この列の値を使って対応する行のポイントプロパティを制御します。

作図の詳細ダイアログボックスで、関連するコントロール(色、シンボルの形状など)にあるドロップダウンリストからデータセットを選択することで、編集用データセットを割り当てます。

Point by Point Modification.png

詳細は、このページをご覧ください。