ページ-レイヤ-プロットの階層

すべてのOriginグラフウィンドウは、組込みまたはユーザが修正したグラフテンプレートを使って作成されます。すべてのOriginグラフウィンドウの内容は、ページ > レイヤ > プロットの階層構造になっており、ページが最も上のレベルです(「作図の詳細」ダイアログボックスの左側の領域を表示しているこの図ではGraph1アイコンで表されています。)。

一般に

ページには少なくとも1つのグラフレイヤが含まれている必要があります。(複数レイヤを含めることもできます。)

レイヤには1つ以上のデータプロットが含まれます。

データプロットは、1つ以上のデータポイントで構成されます。(2Dグラフでは、データポイントは1セットのXYデータまたはエラーバーやデータラベル、3DグラフではXYZの3要素を表します。)

ページ>レイヤ>プロットの階層構造にある各オブジェクトは、別のオブジェクトや属性と結びついています。どのオブジェクトや属性がページ > レイヤ > プロットの階層構造の各レベルと論理的に結びついているかを知っておくと役立ちます。各レイヤとプロットの左側にチェックボックスがあり、それぞれを表示(チェック)したり非表示に(チェック無し)にできます。

例えば

グラフページの大きさを変更し、グラフをエクスポートした画像サイズの寸法を正確にするには、グラフページの属性を編集する必要があります。グラフページに関する説明は、『グラフページの要素を編集する』をご覧下さい。

グラフの軸スケールを編集する場合、軸はグラフレイヤの一部であることを知っておくと役に立ちます。レイヤは、移動可能で、大きさを変更でき、(1)XおよびY(任意でZ)からなる1セットの座標軸、(2)1つ以上のデータプロット、(3)軸タイトル、テキストラベル、描画オブジェクト、で構成されています。グラフレイヤに関する説明は、『グラフレイヤの要素を編集する』をご覧下さい。

例えば、散布図のシンボルの形状を変更する場合、シンボルの形状はプロットの属性であることを知っておくと役に立ちます。グラフプロットに関する説明は、『グラフプロットの要素を編集する』をご覧下さい。

また、グラフページの属性は、そのページの中のすべてのグラフレイヤに適用され、グラフレイヤの属性は、そのグラフレイヤにあるすべてのプロットに適用されます。さらに、プロットのレベルにおいては、1つのデータポイントのみを編集している場合を除いて、プロットの属性がそのプロットのすべてのデータポイントに適用されます。

また、Originには、再描画スピードを高速にしたりグラフの表示をより正確にするための表示モードがあります。利用可能なページビューモード：｢スピード｣対｢正確さ｣で詳細を確認してください。