XYZ2Mat

目次

メニュー情報

ワークシート:行列に変換:XYZグリッディング

概要

XYZデータを行列へ変換します

コマンドラインでの使用法

1. XYZ2Mat iz:=(col(a),col(b),col(c)) settings.ConvertToMatrix:=1 om:=<new: Sparse>;

2.XYZ2Mat -r 2 iz:=[Book1]Sheet1!((A"x position",B"y position",C:F)) settings.ConvertToMatrix:=2;

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 iz

入力

XYZRange

<active>
グリッディングで行列に変換するXYZワークシートデータです。複数のZ列が指定された場合、各Z列は、同じ行列シート内の行列オブジェクトに各々変換されます。
グリッディング設定 settings

入力

TreeNode

<unassigned>
XYZワークシートデータのグリッディングのための設定です。くわしくは、詳細な情報のセクションをご覧下さい。
出力行列 om

出力

MatrixLayer

<new>
チェックを付けると、グリッディングデータを出力する行列を指定可能になります。出力行列および 出力仮想行列は1つだけ選択できます。

出力表記のシンタックスを参照してください。

出力仮想行列 ovm

出力

Worksheet

<new>
チェックを付けると、グリッディングデータを出力する仮想行列を指定可能になります。出力ワークシートが仮想行列になります。出力行列および 出力仮想行列は1つだけ選択できます。また、入力範囲に複数のZ列がある場合、仮想行列はサポートされません。

出力表記のシンタックスを参照してください。

サンプル

  1. 新しいワークブックを作成し、<Originをインストールしたディレクトリ>\Samples\Matrix Conversion and Gridding\XYZ Random Gaussian.dat をインポートします。
  2. 列Cを選択して右クリックで表示されるメニューから列XY属性の設定:Z列を選択して列CをZ属性にします。
  3. 列Cを選択したまま、メニューからワークシート:行列に変換:XYZグリッディングを選択、もしくはコマンドウィンドウでXYZ2Mat -d; を実行してXYZグリッディングダイアログを開きます。
  4. グリッディング設定の項目で、グリッディング手法とそのパラメータのドロップダウンリストからランダム(Renka Cline)を選択し、プレビューのプロットタイプのドロップダウンリストから3Dカラーマップ曲面を選択します。OKボタンの左側にあるプレビューのチェックボックスにチェックを入れます。プレビューパネルで、結果のプレビュータブを選択すると3Dカラーマップ曲面グラフでの結果が表示されます。
    Xyz2mat example dialog.png
  5. OKをクリックして実行します。
    Xyz2mat example result.png

説明

このXファンクションは、XYZグリッディングによりXYZワークシートデータを行列に変換します。詳細は、ユーザガイドのXYZグリッディング法の説明をご覧下さい。

詳細な情報

settings (グリッディング設定)

settings (グリッディング設定)ツリーはXYZグリッディングの設定を指定します。

シンタックス: settings.Treenode:=<value>

サンプル: settings.ConvertToMatrix:=2


ツリーノード 種類 デフォルト 説明
ExamData
(データチェック)
XStepTol (等間隔Xの許容値) doule 1E-8 ExamData (データチェック)
YStepTol (等間隔Yの許容値) double 1E-8
XPrecision (複数のXの許容値) double 1E-8
YPrecision (複数のYの許容値) double 1E-8
RemoveDuplicate (重なりの置換) int 0
ConvertToMatrix
(グリッディング手法とそのパラメータ)
columns (列) int 20 グリッディング手法とそのパラメータ
rows (行) int 20
QILF (二次補間局所因子) double 18
WFLF (重み関数局所因子) double 9
searchradiu (検索半径) doule 2
averadius double 2
minipoints (最小ポイント) double 10
maxipoints (最大ポイント) double 100
CorrelationSmoothing (スムージング) int 1
TPSSmoothing (スムージング) int 0
extrapolation (補外) int 0
outsizevalue (外部の値) int 0
tolerance (許容値) double 0.005
advanced
(詳細)
SelectRange (範囲制限) treenode 詳細
  • xmin (X最小): 0
  • xmax (X最大): 0
  • ymin (Y最小): 0
  • ymax (Y最大): 0
noextrapolation
(境界外の外挿なし)
int 0 境界外の外挿なし
previewplottype
(プレビューのプロットタイプ)
int 1 プレビューのプロットタイプ

アルゴリズム

参考文献

関連するXファンクション

w2m, m2w, r2m, wexpand2m, xyz_regular, xyz_sparse, xyz_shep, xyz_shep_nag, xyz_renka, xyz_renka_nag, xyz_tps


キーワード:ワークシート, グリッディング