pemp_pptslide

目次

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 関連するXファンクション

メニュー情報

プロジェクトエクスプローラ内のグラフを選択してから右クリック: グラフをPowerPointへエクスポート

概要

指定のグラフをパワーポイントに送ります

追加の情報

必要なOriginのバージョン: Origin 8.1 SR0以降

このXファンクションはOrigin9.1 SR0で更新されています。page, mode, custom, slide, srcf, dstf 変数が追加され、title 変数にGUIからアクセスできるようになりました。


コマンドラインでの使用法

1.pemp_pptslide pages:="Graph1%(LF)Graph2" insert:=pic title:=top mode:=slname;

2.pemp_pptslide pages:=%H top:=10 bottom:=10 left:=10 right:=10 title:=2;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
グラフページ pages

入力

string

<unassigned>

エクスポートするグラフウィンドウを指定します。%(CRLF) または %(LF)を使用してグラフウィンドウの区切りとして使用します。
挿入されるグラフの形式 insert

入力

int

1

PowerPointスライドにエクスポートするときのグラフの形式を指定します。

オプションリスト

  • pic:ピクチャ
    PowerPointスライドにグラフをピクチャとしてエクスポートします
  • embed:埋め込みオブジェクト
    PowerPointスライドにグラフを埋め込みオブジェクトとしてエクスポートします
上部余白(%) top

入力

double

0

スライドの上部余白の位置を指定します。
左端余白(%) left

入力

double

0

スライドの左側余白の位置を指定します。
下部余白(%) bottom

入力

double

0

スライドの下部余白の位置を指定します。
右端余白(%) right

入力

double

0

スライドの右側余白の位置を指定します。
タイトルライン title

入力

int

0

PowerPointスライドでタイトルがどのように表示されるか指定します。

オプションリスト

  • none:なし
    タイトルを表示しません。
  • top:スライドの上部
    タイトルをスクリーンの上部に表示します。
  • bottom:スライドの下部
    タイトルをスクリーンの下部に表示します。
タイトルモード mode

入力

int

1

title 変数が0にセットされていない場合のみ、この変数を利用できます。各スライドでエクスポートしたグラフの何をタイトルとして使用するか指定します。

オプションリスト

  • 0:custom
    カスタム化した文字列(置換表記も使用可能)をタイトルとして使用します。
  • 1:sname
    グラフウィンドウのショートネームをタイトルとして使います。
  • 2:lname
    グラフウィンドウのロングネームをタイトルとして使います。
  • 3:lsname
    グラフウィンドウのショートネームとロングネームをタイトルとして使います。
  • 4:path
    グラフウィンドウのプロジェクトエクスプローラ内のパスをタイトルとして使います。
カスタムタイトル文字列 custom

入力

string

<unassigned>

modecustomが選択されている時のみ利用できます。カスタム文字列をスライドのタイトルとして使用します。
スライドインデックスの開始 slide

入力

int

1

エクスポートするグラフについて、PowerPointプレゼンテーションファイルで開始するスライドのインデックスを指定します。
元のファイル名 srcf

入力

string

<unassigned>

エクスポートしたスライドのPowerPointテンプレート名を指定します。
目的ファイル名 dstf

入力

string

<unassigned>

PowerPoint プレゼンテーションファイル (*.ppt;*.pptx;*.pptm), PowerPoint スライドショー (*.pps;*.ppsx;*.ppsm) あるいはテンプレート (*.pot;*.potx;*.potm)の名前を指定します。スライドはこのファイルにエクスポートされます。

説明

この機能は、選択したグラフをPowerPointのスライドにエクスポートするために使用します。それぞれのグラフは、PowerPoint ファイルの1つのスライドとして貼り付けられます。エクスポートの順番は、グラフのスライドの順番(プロジェクトエクスプローラに表示されている)となります。

Note: PowerPointスライドにグラフをエクスポートするには、Microsoft Officeがインストールされている必要があります。Officeのバージョンが2007の場合、SP2へアップグレードしてください。上記条件を満たしていないと、このXファンクションは上手く動作しません。

サンプル

この例は、PowerPointスライドに4つの選択したグラフをエクスポートする方法を示します。

  1. 新しいプロジェクトを作成し、<Origin Program Directory>\Samples\Curve Fitting\Multiple Gaussians.datをBook1にインポートします。
  2. 列Bを選択して作図> 基本の2Dグラフ: 折れ線と操作し、Graph1を作図します。
  3. ステップ2を列C、D、Eについて繰り返します。この操作でGraph2、Graph3、Graph4が作成されます。
  4. プロジェクトエクスプローラを開き、キーボードのCtrlキーを押しながらGraph1, Graph2, Graph3, Graph4をクリックして、同時に選択して4つのグラフを選択します。
  5. 選択したグラフの上で右クリックし、グラフをPowerPointへエクスポートを選択します。すると、pemp_pptslideダイアログボックスが開きます。
    Note: コマンドウィンドウにpemp_pptslide -d; と入力して実行しても、ダイアログは開きます。
  6. ダイアログ内では、以下のように設定します。
    Pemp pptslide 02.png
  7. OKボタンをクリックします。4つのグラフはPowerPointスライドにエクスポートされます。順番はプロジェクトエクスプローラに表示されていた順番です。

関連 X ファンクション

pemp_slideshow, pef_pptslide, pef_slideshow


キーワード:出版, エクスポート