ファイル: グラフエクスポート(詳細)
(グラフウィンドウがアクティブなとき)
ラスターファイルまたはベクトルファイルとしてグラフをエクスポートします
1. expGraph type:=jpg path:= "c:\image";
2. expGraph type:=bmp path:= "<User Files Folder>" tr1.width:=300 tr1.unit:=2;
3. expGraph pages:=graph2 type:=psd path:= "<Project Folder><PE Path>" tr1.width:=50 tr1.unit:=3;
4. expGraph type:=pdf overwrite:=rename export:=specified pages:=2!; //シート範囲(インデックス)
5. expGraph type:=png filename:="<long name>" export:=specified pages:=col(A)[3]; // セル範囲
6. expGraph -theme "5 Inch Width" type:=eps path:= "c:\image";
7. expGraph type:=eps path:= "c:\image" tr.OpenGLGraph.AntiAlias:=2;
8. expgraph -t <book> path:="c:\test" tr1.Unit:=2 tr1.Width:=600;
スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。
表示 名 |
変数 名 |
I/O と データ型 |
デフォルト 値 |
説明 |
---|---|---|---|---|
画像の種類 | type |
入力 int |
|
エクスポートする画像ファイルの種類です。デフォルトはEncapsulated Postscript (*.eps)です。
オプションリスト:
|
グラフを選択 | export |
入力 int |
|
このオプションを使って、エクスポートするページを選択します。デフォルトオプションはアクティブページです。
オプションリスト:
|
グラフページ | pages |
入力 string |
|
プロジェクト内のエクスポートするグラフを選択します。参照ボタンをクリックすると、グラフブラウザが開き、グラフページを選択できます。エクスポートするグラフページは、埋め込みグラフのエクスポートに対応するために、セル範囲またはシート範囲を使用して指定することもできます。サンプルは、コマンドラインでの使用法を参照してください。 |
マルチページPDFファイルとしてエクスポート | multipage |
入力 int |
|
複数のグラフページを複数ページで構成される1つのPDFファイルとしてエクスポートできます。 |
ファイル名 | filename |
入力 string |
|
エクスポートされる画像ファイルの名前です。
Note:
|
パス | path |
入力 string |
|
エクスポートする画像ファイルを保存するファイルのパスです。 |
上書き | overwrite |
入力 int |
|
指定パスにある既存のファイルを上書きするかどうかを指定します。Askがデフォルトオプションです。
オプションリスト:
|
グラフテーマ | theme |
入力 string |
|
エクスポートされるページに適用されるグラフテーマです。
この変数ではテーマオーガナイザに保存されたテーマを使用できます。 |
オプションを使用 | sysopts |
入力 int |
|
オプションダイアログのページ設定を使用するか指定します。
デフォルトは使用します。 GUIでは表示されず、スクリプトでのみ使用できます。 |
エクスポート設定 | tr |
入力 TreeNode |
|
エクスポートのページ設定 |
元のサイズを維持 | keepsize |
入力 int |
|
元のグラフサイズを保持するか指定します。
デフォルトは保持します。 GUIでは表示されず、スクリプトでのみ使用できます。 |
画像サイズ | tr1 |
入力 TreeNode |
|
エクスポートする画像のサイズを指定します。 |
画像の設定 | tr2 |
入力 TreeNode |
|
エクスポートする画像のプロパティを設定します。 |
このXファンクションは、Origin内のグラフを多様な画像ファイルにエクスポートします。プレビュー付きのユーザインターフェース(GUI)です。左パネルにはこのXファンクションの設定項目があります。右パネルには、2つのタブがあり、1つはイメージで、これはエクスポートされる画像を表示し、もう一方はグラフで、これはエクスポートする元のグラフと同じものを表示しています。
サポートされている形式
エクスポートできる画像ファイルとして、14種類の画像形式がサポートされています。これらのファイルは、大きく2つに分類できます。
サポートされている形式の一覧は、変数セクションの画像の種類で確認できます。
ダイアログオプションの詳細
この例では、プロジェクトのフォルダ構造と同じサブフォルダ階層を作成し、グラフウィンドウのロングネームにちなんで名付けられた独自のフォルダにグラフをエクスポートする方法を説明します。
Origin 2017以降の方法
<Project Folder><PE Path>などの事前定義パスは、opjファイル内のプロジェクトフォルダに従ってグラフを簡単にエクスポートする目的でOrigin 2017で導入されました。
doc -e P { if(page.IsEmbedded==0&&exist(%H)!=11) //埋め込みグラフまたはレイアウトウィンドウをスキップ { window -a %H; //グラフウィンドウをアクティブにする expGraph type:=jpg filename:="<long name>" path:="<Project Folder><PE Path>" theme:=<Original> tr.Margin:=2; } }
Origin 2016以降の方法
文字列レジスタ%@Pは、アクティブフォルダのプロジェクトエクスプローラパスを示し、Origin 2016SR2以降に導入されました。
doc -e P { if(page.IsEmbedded==0&&exist(%H)!=11) //埋め込みグラフまたはレイアウトウィンドウをスキップ { window -a %H; //グラフウィンドウをアクティブにする string a$=%X; //保存されたプロジェクトのWindowsパスを取得 string b$=%@P; //グラフプロジェクトパスを取得 b.Replace("/","\"); //正しいパス表記 i=b.delete(1); string path$=a$+b$; //上記の文字列を連結してエクスポートフォルダパスを作成 expGraph type:=jpg filename:="<long name>" path:=path$ theme:=<Original> tr.Margin:=2; } }
Origin 2015以前での方法
pe_cd /; //ルートディレクトリに移動 string root_folder$; pe_path path:=root_folder$; //ディレクトリパス取得 //root_folder$; と入力 int cs=%[root_folder$]; //パス長を取得 cs=cs+2; //スペースなどのために2を追加 //cs=; doc -e P //すべてのグラフオブジェクトをループ { if(page.IsEmbedded==0&&exist(%H)!=11) //埋め込みグラフまたはレイアウトウィンドウをスキップ { string proj_path$=%X; //保存したプロジェクトのWindowsパスを取得; //"the project path is:"+proj_path$;を入力 window -a %H; string graph_fullPath$; pe_path path:=graph_fullPath$; //グラフのプロジェクトエクスプローラーパスを取得; %A=graph_fullPath$; string graph_path$=%[%A,>cs]; //パスからルートフォルダ名を削除 //"the graph path is:"+graph_path$;を入力 // "graph title is:"+%H;を入力 string path$=proj_path$+graph_Path$; //上記の文字列を連結してエクスポートフォルダを作成; path.Replace("/","\"); expGraph type:=jpg filename:="<long name>" path:=path$ theme:=<Original> tr.Margin:=2; }; }
キーワード:印刷と出版