ピークアナライザは、ピーク分析ウィザードを明確な目的としています。主な目的は、次の通りです。
単純に基線を作成する場合、処理として 基線の作成を選択します。ピークの積分、ピーク検索、ピークフィット(Pro)の処理において、基線の作成は重要です。 以下の2つの基線の作成方法があります。
基線の作成と減算の方法についてのチュートリアルを確認したい場合は、ここをクリックしてください。 |
Originでは、基線の自動検索には通常以下の操作を行います。
基線モードでユーザ定義を選択し、アンカーポイントの自動検索の項目にある検索ボタンをクリックします。
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1.自動検索をオンのチェックボックスのチェックを外して、変更/削除のボタンをクリックし、アンカーポイントの編集モードにします。
2.マウスカーソルまたは、Tab, Home, End キーで目的のポイントに移動します。
3.ポイントを選択したら、マウスでドラッグするか、 →キーを使用して移動します。
1.アンカーポイントの接続手法としてフィット(Pro)を選択します。
2.関数 ドロップダウンリストから、フィットの関数を選択します。
基線のフィットについてはこちらのチュートリアルをご確認ください。 |
下表に示すようにOriginには、いくつかの基線の種類があります。
Shirley または Tougaard法を使用してXPSの基線を作成し、最適化のために対応するパラメータを調整します。
非対称最小二乗スムージング法を使用してXPSの基線を作成し、最適化のために対応するパラメータを調整します。非対称因子には、正のピークの場合、例えば0.001などの0に近い値を、負の場合は例えば0.99などの1に近い値を選ばなければなりません。
Originでは、以下のようなピーク検索手法があります。
ピークの検索と指定についてのチュートリアルは、こちらをクリックしてください。 |
以下の3つのピーク検索手法から1つ選択して、検索ボタンをクリックし、ピークを自動で検索します。
ピーク検索の手法 | 説明 | 例 |
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局所最大 | 隣り合うN点を比較し、最大を検索します。 | |
ウィンドウサーチ | 与えられた検索ウィンドウ内の最大値を検索します。ウィンドウは絶対値または、合計幅および最大高さのパーセント値で定義できます。 | |
一次微分 | 一次微分が0になる場所を検索します。ピークを正確に検索するために、一次微分の計算の前に元データをスムージングするオプションを使用できます。 |
以下の2つの手法から1つ選択して、検索ボタンをクリックし、隠れたピークを自動で検索します。
ピーク検索の手法 | 説明 | 例 |
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二次微分 | 元データ/スムージングデータの二次微分で極値を検出して隠れたピークを検索します。 | |
一階微分後の残差 | スペクトルデータと累積フィットデータ間の残差を計算し、しきい値より大きい残差を検出することで隠れたピークを検索します。 |
ピークの数またはピークの高さで検索されるピークにフィルタを掛けることができます。
ピークにフィルタを掛けたあと、ピークの修正、削除、追加が可能です。手動で追加したピークの位置を微調整するために、ピークのフィットをします。
処理としてピークの積分を選択します。ピークの積分を実行する前に、以下の2つのステップを行います。
ピークを検索したら、積分幅を設定します。利用可能なオプションは以下の通りです。
ピークの積分のチュートリアルはこちらをご確認ください。 |
プレビューグラフを変更するのラジオボタンをチェックしてグラフ上で直接調整できます。
1.黄色の矩形をクリックして目的のピークを選択します。
2.矩形の端にマウスカーソルを合わせ、ドラッグして、任意にまたは、データ表示ディスプレイに表示される座標を参照して幅を調整します。
1.目的のピークの黄色の矩形上で右クリックしてスケール...を選択します。
2.開いたスケールダイアログで、積分範囲を指定するために、X1、X2の値を入力します。
1.全ピークを等幅にするのラジオボックスにチェックを付けます。
2.左半幅/右半幅テキストボックスでピーク中心かの左右の幅を入力します。
1.プレビューグラフを変更するのラジオボタンを選択し、1つのピークの幅を調整します。
2.そのピークの黄色の矩形上で右クリックして全ピークの幅に適用するまたは、全ピークを等幅にするを選択します。
アンカーポイントを基線作成に使用するために、基線モード ページの、基線モードをユーザ定義に設定した場合、アンカーポイントによる幅 を選択して、近接するアンカーポイントをピーク幅の決定に利用することが出来ます。
処理としてピークフィット(Pro)を選択します。ピークのフィットを実行する前に、以下の2つのステップを行います。
ピーク関数のカテゴリーから組み込み関数を選択して、自動初期化パラメータ値で曲線を直接フィットできます。
ピークフィット関数をユーザ定義して、ピークアナライザーで使用することもできます。
各データセットを同じ関数でフィットすることも、それぞれ異なる関数でフィットすることもできます。
ピークと基線のフィットを同時に実行する方法はこのチュートリアルをご覧ください。 |
パラメータの固定または共有、上限や下限の設定、線形制約等を設定できます。
こちらのチュートリアルで特定のパラメータを固定し、設定を保存して再利用する方法が確認できます。 |
複数ピークのパラメータを共有する方法はこちらのチュートリアルを確認してください。 |
Note:ピークの検出ページのピーク検出設定でピークの方向を負または正のいずれかに設定している場合、Originはピークフィットや以下の挙動のを行う前に、振幅パラメータの設定を確認します。
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線形制約の入力方法はこの表を確認してください。 |
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