これらは、すべてのセルリンクに適用されます。
リンクの編集:
リンクでの置換表記の使用:
ほとんどのリンクは、文字列の実際のリンク部分とは異なるオプションのDisplayedTextをサポートしています。リンクのDisplayedTextの部分では置換表記がサポートされています。たとえば、文字列変数str$=Homepageの場合、 http://www.originlab.com %(str$)はハイパーリンク テキストHomepageとしてセルに表示されます。
ワークシートセルにライブリンクを挿入するには、http://またはhttps://から始まるURLを入力します。 編集が終わると、URLが有効になり、クリックするとウェブブラウザでページが開かれます。
URL とは異なる表示テキストを含むリンクを挿入するには、URL と表示テキストの間にスペースを挿入するように注意して、次の構文を使用します。
URL DisplayedText
例えば、「http://www.originlab.com ココをクリック」のように入力すると、セルには「ココをクリック」という文字が現れます。 クリックすると、ウェブブラウザが起動し、OriginLabのウェブサイトを開きます。
内部リンクを挿入するには、range://から始めて、グラフ・シート・列の情報を次のサンプルのように入力します。
リンクURLと異なるテキストを表示する
InternalLink DisplayedText
Note: URL中にスペースを挿入すると、テキストを表示することができます。
例えば、「 range://[book1]sheet2 Go to Book1 Sheet2」のように入力すると、セルには「Go to Book1 Sheet2」という文字が表示されます。 クリックすると、ブック1のシート2がアクティブになります。
または、置換表記を使用して、アクティブなブックの1つ目のシート名を表示テキストとして表示します。
範囲と置換の詳細については、以下のトピックを参照して下さい。
別のセルのコンテンツはcell://[BookName]SheetName/SheetIndex!ColumnName/Col(Name)[rowindex]で表示します。
以下のリンクはBook1のSheet1のA[1]の内容を表示します。
Note:
Origin 2018 SR0以降、他セルの数値コンテンツを表示し、セルレベルの計算を実行するための簡略表記をサポートしています。詳細は、式を使ってセル値を設定を参照してください。 |
Originヘルプへのリンクを挿入するには、help://から入力をjはじめ、Helpページのリンクを入力します。 例えば、
Help://TUTORIAL.CHM/Tutorial/Import_Wizard.html
編集が終わると、URLが有効になり、クリックするとウェブブラウザでページが開かれます。
テキストにURLを挿入するには、以下のように操作します。
HelpLink DisplayedText
Note: URL中にスペースを挿入すると、テキストを表示することができます。
例えば、「help://TUTORIAL.CHM/Tutorial/Import_Wizard.html ココをクリック」のように入力すると、セルには「ココをクリック」という文字が現れます。 クリックすると、Originヘルプのインポートウィザードのページがウェブブラウザ上で開かれます。
LabTalk変数へのリンクを挿入します。
var://VariableName
表示される値は、変数の値が変われば変化します。
例えば、数値変数の場合、変数MyVarの値を3.14とします。 ワークシートセルにvar://MyVarと入力すると、3.14が表示されます。 var://$(aa,.1) と入力すると、3.1 を表示します (小数点以下1桁のみ)。数値表示形式の詳細は、こちらを参照してください。
例えば、変数MyBook$がBook7であるとします。var://MyBook$とワークシートのセルに入力すると、Book7と表示されます。
別のウィンドウのオブジェクトプロパティの場合、ウィンドウ名とレイヤまたはシート名をプロパティの前に追加します。ロングネームとショートネームの両方がサポートされています。
例えば、Graph1の第1レイヤの縦線オブジェクトのx値。var://[graph1]1!vline.xもしくはvar://["KZ LL"]1!vline.xと入力します。74556.3と表示されます。
Note:
または、 =$([graph1]1!VLINE.X, .2)、のようにセル式を入力し、小数点以下2桁のみを表示します。
文字列変数を挿入するには、次の構文を使用します。
str://StringVariableName$
例えば、上記のセクションの var://MyBook$ は、str://MyBook$ と書くこともできます
もう一つの例では、str://[%H]1!wks.name$は現在のブックの1番目のシート名を示しています。例えば%Hは現在のブック、1!は1番目のシートなので "Step01"を示しています。str://Descriptive Statistics - %([%H]1!wks.name$)に変更するとDescriptive Statistics - Step01を表示します。
Note: var:// および str://表記は、以前の"col(N)"シンタックスでのみ動作し、Origin 2017 SR0からのスプレッドシートセル表記では使用できません。
以前の表記法では、次のようなvar://を使用したセルレベルの計算がサポートされています。 var://max(col(A))*2 //列Aの最大値を検索し2をかける しかし、このようなセルレベルの計算を行うための新しく改良された表記法があります。詳細は、式を使ってセル値を設定を参照してください。 |
ワークシートセルにグラフウィンドウへのリンクを手動で追加するには、以下のシンタックスを使います。
graph://GraphName
これは、セルにグラフのリンク画像を挿入します。セルをダブルクリックすると、グラフウィンドウが開きます。
グラフウィンドウにリンクするより簡単な方法は、ワークシートのセルを右クリックしてグラフを挿入を選択します。これによりInsertGraphダイアログが開きます。オプションの項目を開き、セルにグラフを移動します(埋め込み)のチェックを外します。この方法の利点は、リンクされたグラフを表示するための他のオプションを選択できることです。
ワークシートセルにグラフウィンドウへのリンクを手動で追加するには、以下のシンタックスを使います。
matrix://[MatrixBookName] // link to matrixbook
matrix://[MatrixBookName]MatrixSheetName! // link to matrixsheet
matrix://[MatrixBookName]MatrixSheetName!MatrixObjectNumber // link to matrix object
行列シートに[MBook1]MSheet1!1という名前の「行列オブジェクトがある場合、matrix://[MBook1]MSheet1!1とワークシートセルに入力すると、行列オブジェクトをサムネイル画像のように表示します。このセルをダブルクリックすると、行列オブジェクトがアクティブになります。
既存のワークシートセルにノートウィンドウへのリンクを手動で追加するには、以下のシンタックスを使います。
notes://NotesName
Notesという名前のメモウィンドウがあるとします。 notes://Notesをワークシートセルに入力するとメモウィンドウへのリンクとして機能します。これをクリックすると、メモウィンドウがアクティブになります。
新しいノートウィンドウを作成して同時にリンクするには、ワークシートのセルを右クリックし、ショートカットメニューからノートを挿入を選択します。
テキストにURLを挿入するには、以下のように操作します。
NoteLink DisplayedText
ワークシートセルに画像を表示、または画像ファイルのリンクを挿入するには、次のように操作します。
file://ImagePath
例えば、E:\ドライブにFlower.jpgというファイルがあるとします。ワークシートセルに画像を表示するには、file://E:\Flower.jpgと入力します。
Note: ワークシートセル内の画像を外部画像ファイルにリンクする別の方法があります。これについては、ファイルからの画像で説明しています。 |
次の構文を使用して、外部ファイルにリンクし、セルリンクがクリックされたときにファイルを開きます。
path://FilePath DisplayedText
サンプル:
path://"C:\Program Files\OriginLab\Origin2023\Samples\Import and Export\United States Energy (1980-2013).xls"
path://"C:\Program Files\OriginLab\Origin2023\Samples\Image Processing and Analysis\Car.bmp" "Show image of a Citroën 2CV"
次の構文を使用して、実行可能なLabTalkスクリプトをワークシートセルへ挿入します。
labtalk://Script DisplayedText
サンプル:
labtalk://";type -b Hello World!"
例えば、type
コマンドの前にセミコロン (";") を付けます。これは、スクリプトがダイアログボックスを開く場合にのみ必要です。
別の例として、セルで短いスクリプトを用いてワークシートスクリプトを実行します。
worksheet -a 3;
labtalk://"worksheet -r" "Add 3 worksheet columns"
この例ではワークシートスクリプトを1行しか実行していませんが、より長くて複雑なスクリプトを実行することもできます。