ワークシートのデータセットは、テキストまたは数値データを含むことができる1次元配列です。あるいは埋め込まれたグラフや画像、描画されたオブジェクト、他のデータへのリンク、変数などを含む様々なオブジェクトです。ワークシートの各列の値がデータセットを構成しており、各データセットは、それに含まれるデータをどのように表示するのか、グラフや分析を行う際にどのようにデータを扱うのかといった情報を個々に設定することができます。
各データセットには、ワークブック名、ワークシート名(「!」はセルの範囲がすべてであることを示します)、列名を組み合わせて固有の名前が付けられます。
[BookName]SheetName!ColumnName
デフォルトで、Originはワークシートの左側から列を作成し、アルファベット順に列のショートネームを付けます。つまり、デフォルトのブック、ワークシート、列のショートネームを持つワークブックでは、アクティブなシートのデータセットは次のような名前になります。
[Book1]Sheet1!A [Book1]Sheet1!B [Book1]Sheet1!C
ワークブックのスプレッドシートセル表記が有効な場合(デフォルト)、列のショートネームは編集できません。列のロングネームは編集可能です。列のロングネームが存在し、可能な場合ロングネームを使用 (環境設定:オプション:その他のオプション)、 のオプションが選択されているとき、データセット名がリストされているユーザーインターフェイスのほとんどの場所で、ショートネームの代わりにロングネームが使用されます。
ロングネームを使ってデータセットを参照する方法は、上記に似ていますが、ロングネームにはダブルクォーテーションマークを付ける必要があります。
[Book1]Sheet1!"Col A Long Name" [Book1]Sheet1!"Col B Long Name" [Book1]Sheet1!"Col C Long Name"
一般に、ユーザーインターフェイス内で作業している間は、データセット名を気にする必要はありません。たとえば、値の設定ダイアログボックスで、別のワークシート列を参照したい場合は、単純に列のショートネーム(A、Bなど)を参照します。上記のようなデータセット名は、作図の詳細ダイアログボックスの左パネルのような場所、またはデータメニューの下部にあるデータリストの中に表示されます。
ワークシート列やデータセットに関する他の情報:
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